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【2014Jリーグ第7節】清水エスパルス☓大宮アルディージャの戦評 [エスパルス]

攻守が噛みあい、決めるべき人が決める完勝でホーム初勝利で今季初の連勝を達成!

清水エスパルス2−0大宮アルディージャ
48分 [清]ノヴァコヴィッチ
92分 [清] 大前 元紀

【総評】
前節甲府戦では内容より結果にこだわることで連敗をストップしたエスパルス。
今はホームであっても内容より結果にこだわって欲しいと思っていたが、勝利という結果を内容も伴って見せてくれたので、この後に続く戦いに希望が見えてきました。

前半してからしばらくはお互いにボールが落ち着かなかったが、最近売り出し中の六平くんと本日絶好調だった竹内くんのボランチコンビが上手くボール捌く事で徐々に流れはエスパルスに。

守備的かと思われた吉田くん、ヤコヴィッチの両SBも今日の試合では高い位置まで上がり、点こそ入らなかったけど、何回かあわやという場面を作り出していました。
守っては大宮の反撃もシュート2本という数値が示すように、チャンスもほとんど作らせない試合運びでした。

ただ、数多くのチャンスを作れてたエスパルスもシュート数でいうと前半は2本のみで、最後に精度を欠いて得点できなかったので、F東京戦の例もあるし観ていた時はいい内容だったけど不安が残る前半でした。

そんな不安を振り払う得点が後半開始すぐの48分に生まれます。
中央でこぼれ球を拾った吉田くんから、裏に抜けた元紀に繋がり、その折り返しを中で長沢が潰れて、最後はノヴァコヴィッチ。
シンプルだが、数多くの選手が絡んだいい攻めで得点を上げることが出来た。

得点後は大宮が選手交代含めて前への圧力を強めてくる事で、しばらく大宮の攻勢が続く。
この時間帯で失点していたら勝負はわからなかったが、エスパルスもGK櫛引くんを中心にゴールを許さいない。

F東京戦や甲府戦では押し込まれた後は押し込まれっぱなしだったが、今日はそこまで一方的にはならず、逆にカウンターから何度かチャンスを作る。

ここで追加点が取れていたらもっと楽なゲームになったであろうが、前半同様最後の最後で精度を欠いてゴールに結びつかない。
ただ、そこは大宮も同じらしく、最後に精度を欠いてくれたおかげで運動量が落ちたエスパルスを押しこむまでいかない。

一進一退のままエスパルスが逃げ切りか、と思ったアディショナルタイムの92分。
途中出場の村田くんがセンタコート付近からドリブルで一気に駆け上がり、折り返しを中で合わせたのは元紀。
試合を決定づける1発で、このままタイムアップ。
リーグ戦2連勝で今季ホーム初勝利を上げることができた。


【良かった選手】
得点を上げたノヴァコヴィッチと元紀はもとより、今日の試合に関して言えば全員良かったと思う。

各々細かいミスや精度を欠いた場面はあったが、全員ハードワーク出来ており、各自良さも出せてた。
ゴトビ監督が選手交代をギリギリまで迷ったのも頷ける。
試合後のインタビュー記事で「疲れ」を口にする選手が多かったのは、それだけハードワークしていた証拠かな。

ただ、今の時期はいいがこれから暑くなり、W杯イヤーということで連戦が続くので、今日みたいなスタミナを使い尽くす戦いを今後も続けるとなると厳しくなると思う。
この辺りはチームとしての戦い方や、ベンチワーク含めてなるべく早く対策して欲しいと思う。


【長沢くんについて】
6試合連続弾こそ逃したが、先制点では前で潰れてノヴァコヴィッチの得点を演出してくれた。
他にも何度かいいパスを出してチャンスメイクしていたし、ポストもこなすし、守備も積極的にしてくれた。

なので今日の彼のプレーについて不満が合ったわけじゃないが、1つだけ気になる事があった。

それは1点目が入った場面で、元紀のクロスに対し長沢・ノヴァコヴィッチ共にDFを背負って入ってきた。
その際に、長沢くんは背負ったDFに先にボールを触れられていて、ノヴァコヴィッチは先にボールを触れている、という事。

スローでリプレイを見てもお互い背負ったDFはスライディングしてボールを掻き出そうとしている。
それに負けず体を前に入れたノヴァコヴィッチに対し、長沢くんは割とあっさり前に入れるのを許しているように見える。

今季の数試合を見て思ったけど、彼はポジショニングが上手いと思う。
セットプレーやクロス、裏へ抜け出すシーンを見ても、上手くマークを外してフリーになっているシーンが何度かあった。

そこにドンピシャなタイミングで精度の高い正確なパスが来れば、おそらくゴールに直結するチャンスを生み出す事が出来る、というか出来ているので5試合連続弾という実績を挙げれてた。

しかし、今日の試合のようにそのパスが遅かったり、またズレた場合は相手DFに防がれたりしてシュートまで行けなかったりする。

その時に黙って相手にクリアされるだけでなく、もっと前に体を入れたり、入ってくるDFをブロックしたり、強引にいいポジションをキープ、もしくは奪いに行けるようになれば、もっとチャンスは広がるんじゃないかな、と思う

連続得点は途切れたが、公式戦5試合連続弾というインパクトある活躍によって、これからは今以上にマークが厳しくなることが予想される。

そういった時にもドンピシャなパスを待ち続けるか、それとも多少ズレても自ら力でゴールに変えるようにするか、ストライカーとしての素質が試されていくと思う。


【まとめ】
4月に入ってからリーグ2連勝、公式戦3連勝という昨季に引き続きいい流れを維持しているエスパルス。

しかし、厳しいことを書くと4月の対戦相手は月末の鹿島を除けば、戦力的、もしくは相性的にやりやすい相手ばかりである事は間違いない事実。

なので、現状を自信に繋げるために結果はもちろんとして、内容にもこだわっていって欲しいと思う。
そこで得た自信を元に強敵鹿島を内容で圧倒して勝つことが出来れば、その時こそ本当にエスパルスがタイトルを狙うに値するチームだと言えると思う。
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