SSブログ

【Jリーグナビスコ杯】清水エスパルス☓ジュビロ磐田の戦評 [エスパルス]

調子は徐々に戻りつつあるが、相手が相手だったので今後を占う上で重要な一戦だったが・・・
結果はシュート数すらも失点数を下回る無残な惨敗。

清水エスパルス1 - 5ジュビロ磐田

【戦評】
試合は前半6分いきなり動き出す。

裏に出たボールを山田が上手いトラップで中に折り返し、中でフリーの金園が合わせて早々とジュビロが先制。

失点後これまでと同様にチームが同様してかミスを連発し、磐田にチャンスを作られる。

エスパルスも前半17分にFKがうまくバウンドしてポストに当たる。
こちらはシュート数にカウントされずエスパルスのシュート数はいまだ0。

そして結果としてこの試合を象徴するようなシーンが前半20分。
GK川口からのフィードを犬飼いがミスし後ろに逸らしてしまう。そのボールが松浦に拾われ金園と2人で突破され失点。

甲府戦では及第点の出来だった犬飼くん。相手のレベルが上ったためか、それともダービーで緊張したか、明らかにこの試合では穴でした。
そして磐田はこの穴を狙い撃つように攻めて来ました。

シュートすら打てないエスパルスの初シュートは前半29分。
CKのこぼれ球から河井くんからのクロスをフリーで平岡ヘッドもポスト。
前半17分のシーンもそうだったが、この試合は何度かポストに弾かれツキも無かった。

結局、前半はエスパルスのシュートはこの1本のみ。
この後はボールは回せどシュートに至るシーンまで行かず、逆にカウンターから相手のチャンスになってしまうシーンがチラホラ。

それ以降はほとんど見せ場らしい見せ場がないまま前半終了。
とにかくDFが安定していない印象。それに引きづられてかサイドやボランチの攻撃参加も減り、攻めも中途半端でした。


後半はそこをどうテコ入れするのか、穴だった犬飼を替えるのか、注目していましたが、特に選手の入れ替えなく後半開始されます。

しかし後半もそれほど大きな変化はなく、所々で繋ぎにミスがあり中々リズムを掴めない。

そんな中で後半11分にエスパルスの後半初シュートが生まれる。
バレーへボールが裏に抜けて、折り返しから石毛くんのシュート。
川口の股を抜けかけるがゴールラインを割る前にDFにクリアされる。

このあとの後半12分。瀬沼投入でシステムを2トップへ。
初めは気づかなかったが、内田を下げるんではなく石毛くんを下げてSBにしてたんですね。
謎な采配。前半右サイドの裏を狙われまくってたから、ここは吉田くんで良かったのでは。。。

後半19分。カウンターからGKと1対1の形を作られるが、ここはGK高原のセーブ(というか相手のシュートミス)と戻った吉田のカバーにより事無きを得る。

後半20分。謎采配その2。
個人的にそう悪くないように見えた内田を下げ俊幸を投入。
点を取りにいくのに俊幸を入れるのはわかるが、セットプレーやロングスローなど攻撃のオプションになっていた選手を下げるか・・?

そして後半24分。
左サイドを崩され、途中出場の山崎に決定的な3点目を奪われる。

山崎のシュートは非常に難しく、スーパーゴールなので仕方ないと言えば仕方ないが、サイドで簡単に数的不利な状況を作られるのは・・・

本来ならボランチや左SHがフォローしなければならないが、イ・ミンスにしろ高木くんにしろそこのフォローが遅すぎる。

ここからよりエスパルスはより前がかりになるが、磐田は落ち着いてカウンターで対応。

石毛くんや八反田が奮起するが、もはや組織的な崩しはほとんど見れず。ミスも多し。
下位チームには通用する放り込みも1.5軍とも言える磐田にはほぼ通じず。

こっからは適当に。

後半30分:4失点目。
後半32分:山田を下げ田中投入。まぁ温存ですよね。
エスパルスこの試合3本目のシュート。全部決まってても負けてますね。
後半33分:謎采配その3。八反田に代えてヨンアピン投入。TV観ながらに"アホか"と思わず声が出る。
後半40分:バレー強引に得たFKを石毛くんが決めて意地の1点返す。この日4本目のシュートでようやくネットを揺らす。
後半45分:バックラインでの球回しでミスって5失点目。
後半47分:俊幸のFK、バレー、瀬沼と立て続けチャンスも決めきれず。いちおシュート6本目。

試合終了。


【総評】
一言で言えば、ヨンアピン不在が響いた試合。

甲府戦では及第点だった犬飼くんだが、今日はボロボロ。まだJ1レベルではないのか。
穴と見て磐田に狙われてたし、チームとしてフォローすべき点もあるが少なくとも彼が関わった決定的なミスから2失点しており戦犯と言われても仕方ないのかもしれない。
(ゴトビ監督はフォローしていたが)

しかも、磐田は代表3選手が不在、CBは野戦病院状態。
なのにシュート6本で得点はFKのみと沈黙。しかもうち3本は山田まで下がった、そんな1.5軍の状態の相手での3本。

とにかく数打てばいいって話ではないが、もう少しミドルとか攻撃に工夫を入れた方がいいんじゃないかと。打たなきゃ何も始まらないわけだし。

言いたい(書きたい)事は山ほどあるが、最後にゴトビ監督のインタビューより抜粋。

> -ここまで、戦術的よりも心理的なところが大きいということだが、若い選手たちに心理的な面を成長させるためにどうするのか?
> 成長していくためには良い時も悪い時もあるだろう。我々は悪い時からのスタートとなった。
> ここから、我々の特性、信念、周りへの信頼を見せなくてはならない。
> チームとして自信を失ったわけではなく、何人かの選手が自信を失っているだけだ。
> ただ、彼らの将来のためには、悪い状況でも戦わさせなければならない。
> 暗闇の中でも光を見出す、忍耐強さ、賢明さを持って欲しい。成功のあとの反応も、
> 失敗のあとの反応も同じくらい重要である。大きく深呼吸をして、毎日毎日を見つめていきたい。

この言葉を聞くと、現在チャンスを貰っても結果が出せずにいる選手が思い浮かびます。
願わくばこの経験を元に今後チームを支える選手が何人も生まれてくれれば、とおもいます。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 1

コメント 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。