【Jリーグ第9節】清水エスパルス☓アルビレックス新潟の戦評

苦手新潟相手に5月のホーム初戦を痛い黒星。

清水エスパルス１−２アルビレックス新潟

【総評】
完全にゲームを支配されていた浦和戦に比べればちゃんとしたサッカーの試合になっていた。

それだけにこういった試合をモノにして欲しいんだが・・・
現実はそんなに甘くないというか、そもそも戦力が整っていないのか。

前半はカウンターで何度か危ない場面はあったものの、ゲームをコントロールしバレーが空けたスペースをうまく使ってチャンスも作れていた。

前半で一番目立ってたのは竹内くんで、質の高いパスを何度も前線に通していた。
この試合ではバレーが前を向いてパスを受けるシーンが少なかったが、その数少ないパスを出してたのが竹内くんだと思う。

守備や連携に若干の難が見られるシーンもあったけど、その辺りが改善されればチームの中心になってもおかしくないと思った。


問題は後半。

交代で左ウィングに回ったトシの所をうまく使われ失点。
ここは仕方ないと思う。守備が若干軽かったのもあるがクロスの質が高く、決めた川又もうまいヘッドだった。

問題は2点目。
バイタルであんだけ繋がれちゃあなぁ・・・その前のクリアも中途半端だし。

リプレイで見ると何人かが一瞬止まってるのがわかる。
危険なエリアなのに1回見てから当たりに行ってるから繋がれちゃう。
似たような場面でもしっかりと体を寄せて自由を与えない守り方をしていた新潟とは対照的。

相手がリードしてから積極的に前に来なくなり、ボールを持てる時間が増えてきたが何度跳ね返されてもバレーに当てるシーンばかり。
試合前にエンドを入れ替えたのは何だったのか？ 風か西日かわからないけど、その辺りの意図もまったくわからず。

その後はセットプレーの1点どまりで、そのまま新潟視点的に危なげなく試合終了。
トータルで見れば負けて納得の内容だったが、もっとうまいやり方があったと思えるそんな悔しさが残る敗戦。


【今日の収穫】
危ない場面やバタついた場面はあったものの浩太CBでやれたって事が良かった。
高さでこられるとキツそうだが、けっこういいフィードも何度かあった。

まぁ2失点したので、結果だけ見ると判断は難しいけど。


それと何と言ってもボランチの竹内くん。
守備に難があるのが残念なところだが、深い位置からでも何度も前線にいいパスを供給出来ていた。

ノールック気味に出すパスやスルーパスなど、ここ最近のエスパルスには無い武器を持っている。
連携の問題か貰いたい時にパスやリターンを貰えなかったシーンもあったが、ここは時間と共に解消されると思うので今後が楽しみ。


不敗でこれた4月の流れをあっさり断ち切る敗戦。

ただ次は不調に喘ぐ川崎Fが相手。

川崎Fは相性的にも悪くなく、しかもエスパルスは次戦もホーム。
そこでの内容・結果が、今後上位に浮上できるか、もしくは今季は残留が目標になるのか、そんな真価を問われる1戦だと思う。

是非とも連休最終日の憂鬱をも吹き飛ばす、そんな快勝を期待してます！

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