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【Jリーグ第10節】清水エスパルス☓川崎フロンターレの戦評 [エスパルス]

吉田のプロ初ゴールで先制するも、不調川崎Fにゲームを支配され逆転負け。

清水エスパルス1−2川崎フロンターレ

【総評】
前節新潟戦では負けはしたが内容が良くなっていたので期待しながら観戦していたが、結果はあまりいいトコが無い内容で逆転負け。

試合開始から押されまくってチャンスらしいチャンスを作れずにいた所にカウンター一閃で先制。
意外だったが吉田くんはこれがプロ初ゴール。サイドバックであの位置にいたって事が素晴らしかったです。
4月もそうだったが、今のエスパルスは一見内容が悪い状態の方がいいのかなぁ?・・と思ったら、裏を取られてあっさり同点。
前節の新潟戦もそうだったけど、割とあっさりと失点してしまうのが5月に入ってからのエスパルスですね。
この辺りは土壇場で踏ん張っていたヨンアピン不在が影響しているんだろうか。

その後はセットプレーから何度かチャンスを作れるが、終始川崎Fにゲームを支配されっぱなし。
左サイドを相手小林に何度も裏を取られ最後は失点。
その後反撃を試みるも、采配も選手の気持ちも空回りしてほとんど見せ場なく終了。

決して好調とは言えない川崎F相手に力の差を見せられるような敗戦。
GW3連戦は難敵浦和を撃破するが、新潟・川崎Fと出来れば勝ち点を取っておきたい相手に連敗し1勝2敗の負け越し。

ただでさえ憂鬱なGW最終日のテンションがさらに下がりました。。。


【浩太のCBについて】
結果的に失敗だったと思う。

浩太自身は能力もあるし、球際も強いので個だけで見たらそんなに悪くなかったと思う。
ただし、今回みたいに徹底的に狙われるとその弱点が浮き彫りになってしまいますね。

イキジェの裏に対するカバーリングや、危なっかしいラインコントロール。
憲剛や小林にこの辺りを狙われまくっていました。

個として能力があっても、ある程度時間をかけて構築する部分への対応は厳しいですね。
浩太も本職じゃないし、ヨンアピン復活後も続けるわけではないだろうし。

岡根くんや犬飼くんを試した時に大量失点しているので起用を躊躇う監督の気持ちはわからなくはないが、、、

まぁ本当に結果論だけど、先も考えて岡根くんや犬飼くん、廣井にチャンスを上げた方が良かったかもしれないですね。


【戦術的な問題】
両WGが大きく外に開くというのはゴトビ戦術の特徴なんですが、就任してから選手・システムが変わって、まだこのやり方を続けていく必要があるのか微妙だと思う。

この戦術のキモって、両WGがある程度1対1に勝てる選手じゃないと厳しいと思うです。
大前くん・(カットイン読まれる前の)高木くんが両WGだった頃は、それぞれのサイドで仕掛けて何度か勝つことでチャンスを作り出していました。

それが今日のスタメンだと石毛くんと河井くんがWGだったけど、この2人は1対1にあまり勝てないし、そもそも仕掛けない。
仕掛けないから1対1に強くならないのでコレじゃジリ貧な気がする。

今のシステムで行くならもっと1対1に強い選手、例えば村田くんや内田くん、またはトシをWGに戻すなどして仕掛けられる人材をスタメンにした方がいいんじゃないかと思う。

そうでなければもっとバレーの位置に2人を近づけて中盤を厚くした方がいいと思う。
せっかくバレーが競ってもこぼれ球を狙うのがトシ(トップ下)一人じゃ確率的にも悪すぎる。

同じ事はセットプレーに対するこぼれ球にも言えて、他のチームの試合とか見てて思ったんだけど、エスパルスはセットプレーのこぼれ球を拾う確率が低い気がする。

理由はシンプルでそもそも真ん中にあまり人がいないから。
サイドにいい感じにこぼれるとそこそこの確率で拾ってくれるが、中は体感込だが7、8割は相手ボールになってると思う。
そのため攻撃は単発に終わりやすく、逆に相手のカウンターに結びつきやすくなる。

この辺りはセットプレー時のポジショニングなど戦術的な約束事である程度改善できると思うんだけど、今って何も無いのかな。。。


【ジャッジについて】
既に色々な所で言われつつある家本さんのジャッジについてですが、ある1つを除けばそんなに酷くはなかったと思います。ある1つを除いては。

その1つは63分に起きた大久保選手のファール。
録画でも確認したけど、立ってる選手の顔に膝が入ってます。肘じゃなく膝です。
あんな膝を上げきったプレーにカード出さないって、いつから日本はカンフーサッカーを奨励するようになったんでしょうか。

幸いにも軽傷だったし、済んだことをとやかく言う気はありませんが、こういったプレーに関しては本当にしっかり判定して欲しいと思う。


【最後にポジティプ】
負けたんで愚痴っぽい書き込みが増えてしまったけど、ポジティブになれそうな要素としてはやはり竹内くんですね。

さすがに警戒されてかこの試合は寄せが早く自由にプレーできる時間が少なかったけど、それでも何度か効果的な"前への"パスがありました。
また何度かいいドリブルでチャンスメイクも。

まだ彼をチームとして活かそうとする動きが少ないためか、チャンスメイクする場面も限られているけど、うまく成長すれば中村憲剛や遠藤といった選手みたいになってくれるんじゃないかとワクワクします。
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