【Jリーグ第19節】清水エスパルス☓アルビレックス新潟の戦評 [エスパルス]
鬼門ビッグスワンで苦手新潟に試合を支配されて点数差通りの敗戦。
清水エスパルス1−3アルビレックス新潟
【総評】
ゴトビ監督曰く、勝敗を分けたのは最初の20分とのこと。
確かに、試合開始から中2日とは思えない運動量でくる新潟相手に攻撃も守備も対応で後手に周り、絶対に与えたくない先制点も与えてしまった。
得点後は新潟のペースが落ち着いた事もあり、エスパルスが前への圧力をかけはじめるも、落ち着いてブロックを形成し、対人では激しくくる新潟相手に前半チャンスが無かったとまでは言わないが、いずれも単発で終わり、シュートはわずか3本。
守備では徹底的にラインの裏(主に左SBの裏)を狙う新潟相手に順当にラインが下がり、守備でも攻撃でもセカンドボールが拾えず、悪循環にハマった状態で前半終了。
ハーフタイム中に激が飛んだ後半もその流れは大きく変わらず。
エスパルスが後半初のシュートを放ったのは実に15分以上過ぎてからだった。
さすがにダメだと思ったか、後半67分に一気に2枚を替えて勝負に出るが、後半70分カウンターから川又に押し込まれ失点。
さらに後半70分にはレオシルバにさらにダメ押し・・と、思ったとこをヨンアピンがライン上でスーパーなクリアを披露し、まさに首の皮1枚で繋がる。
そして後半75分、新加入で本日抜群の動きを見せていたラドンチッチが相手のミスを拾って追撃の1点を上げる。
これでようやくエンジンが掛かったのか、相手に疲れが出たのか、やっとエスパルスがボールを支配できるようになる。
しかし、カード覚悟で体を張って守る新潟に同点弾を決めれず、逆に鋭いカウンターからピンチを招く。そして終了間際にCKから時間稼ぎ・・と思った一瞬の隙を付かれ岡本に決められ万事休す。
終了直前に金珍洙が2枚目のイエローで退場するも、そのまま試合終了。
新潟にとっては、金珍洙の退場とミスからの失点以外は思惑通りのゲームだっただろう。
【監督采配について】
監督が勝敗を分けたという前半20分。確かにそれは間違いではないと思う。
しかし、その20分を生み出したのは誰の仕業なのか?
大分戦以来となったCB浩太・左SBヨンアピンの組み合わせ。
こう書いてはアレだが、最下位の大分相手にすら何度も裏を取られ、崩され、決定機を作り出されていた、そんな組み合わせに何故したのか?
大分との試合は勝利こそしたが、相手の決定力不足に助けられた面もあり、浩太CBとヨンアピン左SBの組み合わせにリスクがあるのはわかっていたハズ。
だから相手がそこを狙ってくるのは必然であり、その勝敗を分けた20分を生み出したのは他ならぬ監督の責任じゃないかなぁと思います。てか、もう止めて。
というか、試合を通して左SB裏終始不安定だったのに、なぜここをテコ入れしなかったのか。
ベンチの内田・三浦は飾りだったのか?
練習では左SBに内田を試していたとの話も出ていましたが、まだ実践で行えないくらい悪かったのかな?
正直、先を考えて多少のリスクは覚悟の上でも試して欲しいと思うけど。
また交代も相変わらず意図不明。
解説の人も言っていたが、点を取りたい時に前線で相手にとって脅威(前半マッチアップした川口は交代している)になっていた石毛を下げる必要があったのか?
対人ではJ屈指とも言われているレオシルバの相手にフィジカルで劣る竹内くんをトップ下に入れたのも不明。ラドンチッチのポストが予想以上に機能していたので、入れるならスピードに優れる高木くんだろう。
まぁ、交代策に関しては結果論であるのでここで書いてもどうしようもないけど。
ただこの試合に関しては分析に定評のあるゴトビ監督にしてはちょっと残念なやり方だったと思う。
【ラドンチッチという希望】
バレー、高原、永井、伊藤翔、瀬沼、ジミー・・・
有名・無名問わず様々なタイプの選手が1トップに挑んだが、期待通りの働きを出来た選手は1人もいなかった。
それが合流してから1週間で、しかもJリーグではそこまでの実績を残していなかった選手がここまで機能するとは誰が予想できたであろう?(自分もだいぶ疑問でした)
それくらいこの試合におけるラドンチッチの存在感はずば抜けており、しかもバレーと違い前線からしっかりプレスもかけてくれるし、実際にそのプレスから相手のミスを誘って初ゴールも決めてくれた。
元々空中戦とポストに定評があると聞いていたので、システム的には合いそうだと思っていたけどここまでとは。。。
さすがに連携部分では合わない場面が目立っていましたが、そこは時間とともに解消されるであろうと思うので、最近覚醒しつつある石毛、伊藤翔との絡みが非常に楽しみです。
まだ1試合なので、結論を出すのは早いと思うけどもう2、3試合この試合ぐらいのパフォーマンスを見せれたらフロントには完全獲得に向けて動き出して欲しいくらいです。
手痛い敗戦ながらも今日の試合を観た後はショックよりも次戦の期待が上回りました。
本拓にしろラドンチッチにしろ、今年は途中補強した選手が大当たりなので、そろそろいい加減エンジンかけて上位というか賞金圏内に入れるような戦いを観せて欲しいと思います。
清水エスパルス1−3アルビレックス新潟
【総評】
ゴトビ監督曰く、勝敗を分けたのは最初の20分とのこと。
確かに、試合開始から中2日とは思えない運動量でくる新潟相手に攻撃も守備も対応で後手に周り、絶対に与えたくない先制点も与えてしまった。
得点後は新潟のペースが落ち着いた事もあり、エスパルスが前への圧力をかけはじめるも、落ち着いてブロックを形成し、対人では激しくくる新潟相手に前半チャンスが無かったとまでは言わないが、いずれも単発で終わり、シュートはわずか3本。
守備では徹底的にラインの裏(主に左SBの裏)を狙う新潟相手に順当にラインが下がり、守備でも攻撃でもセカンドボールが拾えず、悪循環にハマった状態で前半終了。
ハーフタイム中に激が飛んだ後半もその流れは大きく変わらず。
エスパルスが後半初のシュートを放ったのは実に15分以上過ぎてからだった。
さすがにダメだと思ったか、後半67分に一気に2枚を替えて勝負に出るが、後半70分カウンターから川又に押し込まれ失点。
さらに後半70分にはレオシルバにさらにダメ押し・・と、思ったとこをヨンアピンがライン上でスーパーなクリアを披露し、まさに首の皮1枚で繋がる。
そして後半75分、新加入で本日抜群の動きを見せていたラドンチッチが相手のミスを拾って追撃の1点を上げる。
これでようやくエンジンが掛かったのか、相手に疲れが出たのか、やっとエスパルスがボールを支配できるようになる。
しかし、カード覚悟で体を張って守る新潟に同点弾を決めれず、逆に鋭いカウンターからピンチを招く。そして終了間際にCKから時間稼ぎ・・と思った一瞬の隙を付かれ岡本に決められ万事休す。
終了直前に金珍洙が2枚目のイエローで退場するも、そのまま試合終了。
新潟にとっては、金珍洙の退場とミスからの失点以外は思惑通りのゲームだっただろう。
【監督采配について】
監督が勝敗を分けたという前半20分。確かにそれは間違いではないと思う。
しかし、その20分を生み出したのは誰の仕業なのか?
大分戦以来となったCB浩太・左SBヨンアピンの組み合わせ。
こう書いてはアレだが、最下位の大分相手にすら何度も裏を取られ、崩され、決定機を作り出されていた、そんな組み合わせに何故したのか?
大分との試合は勝利こそしたが、相手の決定力不足に助けられた面もあり、浩太CBとヨンアピン左SBの組み合わせにリスクがあるのはわかっていたハズ。
だから相手がそこを狙ってくるのは必然であり、その勝敗を分けた20分を生み出したのは他ならぬ監督の責任じゃないかなぁと思います。てか、もう止めて。
というか、試合を通して左SB裏終始不安定だったのに、なぜここをテコ入れしなかったのか。
ベンチの内田・三浦は飾りだったのか?
練習では左SBに内田を試していたとの話も出ていましたが、まだ実践で行えないくらい悪かったのかな?
正直、先を考えて多少のリスクは覚悟の上でも試して欲しいと思うけど。
また交代も相変わらず意図不明。
解説の人も言っていたが、点を取りたい時に前線で相手にとって脅威(前半マッチアップした川口は交代している)になっていた石毛を下げる必要があったのか?
対人ではJ屈指とも言われているレオシルバの相手にフィジカルで劣る竹内くんをトップ下に入れたのも不明。ラドンチッチのポストが予想以上に機能していたので、入れるならスピードに優れる高木くんだろう。
まぁ、交代策に関しては結果論であるのでここで書いてもどうしようもないけど。
ただこの試合に関しては分析に定評のあるゴトビ監督にしてはちょっと残念なやり方だったと思う。
【ラドンチッチという希望】
バレー、高原、永井、伊藤翔、瀬沼、ジミー・・・
有名・無名問わず様々なタイプの選手が1トップに挑んだが、期待通りの働きを出来た選手は1人もいなかった。
それが合流してから1週間で、しかもJリーグではそこまでの実績を残していなかった選手がここまで機能するとは誰が予想できたであろう?(自分もだいぶ疑問でした)
それくらいこの試合におけるラドンチッチの存在感はずば抜けており、しかもバレーと違い前線からしっかりプレスもかけてくれるし、実際にそのプレスから相手のミスを誘って初ゴールも決めてくれた。
元々空中戦とポストに定評があると聞いていたので、システム的には合いそうだと思っていたけどここまでとは。。。
さすがに連携部分では合わない場面が目立っていましたが、そこは時間とともに解消されるであろうと思うので、最近覚醒しつつある石毛、伊藤翔との絡みが非常に楽しみです。
まだ1試合なので、結論を出すのは早いと思うけどもう2、3試合この試合ぐらいのパフォーマンスを見せれたらフロントには完全獲得に向けて動き出して欲しいくらいです。
手痛い敗戦ながらも今日の試合を観た後はショックよりも次戦の期待が上回りました。
本拓にしろラドンチッチにしろ、今年は途中補強した選手が大当たりなので、そろそろいい加減エンジンかけて上位というか賞金圏内に入れるような戦いを観せて欲しいと思います。
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