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【2014ナビスコ杯予選2節】清水エスパルス☓ガンバ大阪の戦評 [エスパルス]

内容的にはピリっとせずも、苦手G大阪を完封しナビスコ杯2連勝を飾る。

清水エスパルス1ー0ガンバ大阪
33分 [清]長沢 駿

【総評】
だいぶ日が経ってしまったけど、録画観戦が終わったので簡単に。

すでにブログやらスポーツ記事などで語られている様に、内容的には完敗でしたね。
本当に1チャンスをモノにしたって感じで、試合内容より六平パパの方が印象に残ったくらい。

監督コメントで守備に重きを置いたような事を言っているので、その事も関係しているとは思うが、後半シュート1本しか打てず、逆に相手に10本以上のシュートを打たれるほど押し込まれたのは想定外だったんじゃないかな。

ただ、ここ数試合、特に直前のF東京戦では内容的に悪くないのに勝ててなかったので、悪いながら勝てたという事は自信にもなるし、今後に繋がるんじゃないかと思った。


【遠藤の存在】
今日の試合を通して、改めて試合のコントロールが上手い選手だと思い、そして今のエスパルスに足りない部分を体現しているようにも思えました。

溜めて捌く。
言葉にするとシンプルだけど、これを非常に高いレベルで実践できてますね。

印象的だったのは前半20分くらいのシーン。

このちょっと前からエスパルスのCKから、エスパルスのプレスがハマって相手陣地でしばらくボールを持てて流れを掴めそうだったんですね。

その流れの中で遠藤がボールを持った時は、簡単に前に出さずにキープし、最終ラインにボールを戻して落ち着かせたんですよね。
この時間帯はエスパルスのサイドの選手が高めの位置にいたけど、その間にサイドの選手は下がり、ガンバは陣形を整える。

一見するとカウンターのチャンスを潰したようにも見えるプレーですが、結果的にはこのプレーでエスパルスに傾きつつあった流れを切った事になります。

逆にエスパルスの象徴的だと思ったシーンは、前半22分。
ボールカットから本拓からいいフィードが石毛くんに繋がります。

この時に石毛くんはすぐに中央の長沢に向けてボールを出します。
カウンターはエスパルスの得点源なので狙った事自体選択肢として悪いわけではありません。
結果的には繋がらなかったのですが、もし繋がっていたらビックチャンスになったと思うし。

ただ、あの瞬間はどちらかと言えばガンバが押し込みつつあった時間で、ボールを奪われた事でそのまましばらくガンバが押し込み、実際にチャンスも作られてしまいました。

あくまで結果論であって、どちらが正解なのかは一概には言えません。
でも、この短い時間で両チームが見せた対照的なプレーが、トータルで長い時間ゲームを支配したチームとそうでないチームを分けたんじゃないかと思います。

そしてこうやってゲームをコントロールしようとする、もしくは出来る選手が今のエスパルスに足りない部分じゃないかと個人的には思います。

まぁ代表でも代わりがいないとまで言われている選手なので、無いものねだりみたいなものですが・・・


【次のリーグ戦に向けて】
ナビスコ杯では2連勝をあげたといってもリーグ戦では降格圏である事は変わりません。

むしろナビスコ杯では勝てて、リーグ戦で勝てなくても内容はそこまで悪いわけではない、というのはまさしく昨季の磐田と似ています。

色々書きましたが、4月は対戦相手的に戦力的に、また相性的にも悪くないチームとの対戦が続きます。
理想的にはもちろん内容も伴って欲しいのですが、今はこの試合のようにどんなに内容が悪くても、とにかく勝利が求められると思ってますので、明日の4月初戦は是が非でも勝利を上げるよう頑張って欲しいと思います。
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