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【2014Jリーグ第8節】清水エスパルス☓徳島ヴォルティスの戦評 [エスパルス]

途中で少しダレたが、決めるべき人が決めての大勝。

清水エスパルス4−0徳島ヴォルティス
11分 (清)ノヴァコヴィッチ
19分 (清)ノヴァコヴィッチ
76分 (清)高木 俊幸
92分 (清)大前 元紀

【総評】
攻めては今季リーグ戦では最多となる4得点、守ってはリーグ戦3試合連続の完封と結果だけ見れば文句のない大勝でした。
内容についても、攻守に渡って文字通り相手を圧倒し、唯一危なかったのはPKのシーンくらい。
そのPKもGK櫛引くんが防いでくれ、今季もっとも危なげのなかった1戦だった。

4月は組み易い相手が多いという事も関係しているとは思うが、そういった試合を取りこぼした結果、今までタイトルを獲得できていなかったという歴史があるので、取りこぼすこと無く勝ち点を稼げている今のチーム状況は間違いなく上向きだと考えてもいいと思う。

連続ゴールが止まった長沢くんは、今日もゴールが無かったうえに負傷により前半で退いてしまったのが心配だが、ノヴァコヴィッチ、元紀が前節に続いてゴールを決め、また途中出場したトシも点を取るなど、チームとして戦力に厚みも出てきていると思う。


そんな試合の中で課題を上げるとすれば、前半2点目を取ってから後半途中までダレてしまった事。

徳島は終始攻守にわたってミスが多かったが、そのミスに対してこちらもミスでお返しするような勿体ない展開になっていた。

今日の徳島は、エスパルスがお返ししたミスをさらにミスで返してくれていたので大事には至らなかったが、他のチーム、それも優勝争いをするチームはそんな事をしてくれないので、勝って兜の緒を締めるつもりで気をつけて欲しい。


【元紀と櫛引】
この試合のMVPは2得点上げたノヴァコヴィッチだったが、個人的には全得点に絡み、かつ自身でも1得点2アシストだった元紀にあげたいと思う。

もともとエースとしてチームを引っ張る存在ではあったが、今日の試合の存在感は本当に別格だった。
前節に流れの中で得点を決められた事で、いい意味で吹っ切れていたような印象だった。


次点というか、影のMVPには櫛引くん。

徳島は7戦未勝利とはいえ、水曜日のナビスコ杯では負けたとはいえ浦和相手に3得点を上げていた。
そこに今季ホーム初ゴールを与えてしまっていたら、負けるとまではいかなくとも厳しい内容になっていた可能性は高い。

PKを防ぐプレー自体スパープレーだが、今日の試合については勝敗を分ける、さらには大勝を呼びこむといった意味もあって本当にビックプレーだったと思う。


【トシと村田くん】
後半ダレるというチームの悪いクセが懲りずに本日も発動していたが、押し込まれたままズルズル行かずに逆にダメ押しとなる追加点を挙げれたのはこの2人の力が大きかったと思う。

トシについては、最初はトップ下ポジションで周囲ともうまく噛み合わず、変なイエローも貰って即効で交代させられるんじゃないかとハラハラしたが、途中でポジションをサイドに移してから徐々に良くなって、元紀のお膳立てがあったとしても開幕以来となるゴールを決める事が出来た。

村田くんについては、プレー時間が10分しか無かったが見せ場を作り、またスペースの空いた徳島の左サイドを何度も駆け上がってチャンスを作れてた。
点には絡めなかったが、前節に引き続き調子は上向きになっているように見えた。

2人とも流れを変えるためのジョーカー的な使い方もいいが、スペースがない状況よりは、相手が前に出てきてスペースが多く存在する状況下の方が生きる選手だと思うので、これからもリードしている状況下でこそ積極的に投入して欲しいと思う。


【まとめ】
次節は仙台をホームに迎えての1戦。

仙台は順位も徳島につぐ17位で、監督も変わったばかり。
さらに監督交代の影響か、本日の試合も0-3で落としている。
そしてエスパルスにとっては、昨年ホーム連勝記録こそ止まってしまったが、相性的には良い相手でもある。

ともなれば次戦も勝利が必須となる負けられない試合となる。

調子が悪いと入っても、仙台にはウィルソンや梁など、スキを与えたら決定的な仕事をやれる選手がおり、トータルの戦力的に見てもエスパルスと比べてそこまで大きな違いはない。

完勝したナビスコ杯も内容的にはそこまで差がなく、むしろ逆の結果になっても不思議じゃなかった。
今日の試合途中であったミスの応酬、そこを突いてくるだけの力を持ったチームだと思うので、決して油断せずに4連勝を目指して頑張って欲しい。
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