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【2014Jリーグ第21節】清水エスパルス☓鹿島アントラーズの戦評 [エスパルス]

勝機はあったが自滅により逃す。チーム再建の道は未だ険しく、チーム力の差を思い知らされた一戦。

清水エスパルス1−3鹿島アントラーズ
31分 [清]大前 元紀
61分 [鹿]小笠原 満男
68分 [鹿]小笠原 満男
72分 [鹿]ダヴィ

【総評】
色々と問題のあったジャッジだったが、悪い意味で公平だったと思う。

そういったジャッジを受けても崩れない鹿島と崩れたエスパルス。
"メンタル"や"試合巧者"の一言で片付けられないくらい両チームには差があった。
それを思い知らされた一戦だった気がする。

それでも試合途中まで、PKで同点にされた後すらもエスパルスに勝機はあったと思う。

・早い時間帯に鹿島の両CBと大黒柱である小笠原にカードが出ていたこと。
・数少ないチャンスをモノにし先制できたこと。
・相手のチャンスがポストに阻まれたこと(しかも2回)。
・PKで同点にされた直後に植田が退場で数的有利に立てたこと。
・しかも、完全に捉えきれてなかったカイオがその後で下がったこと。

そんなエスパルスにとって有利の状況を活かせず、ミスで自爆する形で流れを手放し、キジェの退場&FKでの失点で全ては終わってしまった。

キジェの退場は、彼自身に問題はあったが、そこに至る前にパスミスからカウンターを招いたという事実を忘れてはならない。
FKでの失点直後にノヴァコヴィッチが怒っていたが、あれは完全に櫛引のポジショニングのミスだったと思う。

同点PKを与えた場面もクリアミスが重なっての失点だったし。
逆転されたあとに鹿島が見せた戦い方をエスパルスにして欲しかったが、それを望めるほどの状況では無いのかもしれない。

まさかのタイミングでの解任からもうすぐ一ヶ月経つ。
当初より改善された部分はいくつかあり、実際にそれを試合で見ることも出来ているが、未だ致命的とも言える課題がいくつか残っている。

"残留"という目的を達成するための余裕は徐々に無くなってきているが、そこはもう信じるしかない。


【残留に向けた希望】
最悪に近い試合展開の中でもいくつかの"希望"は見えたと思う。


まずは、ノヴァコヴィッチと元紀の両エースが好調を維持していること。

得点を決めた元紀はもちろん、売出し中である若手CBの植田・昌子を寄せ付けなかったノヴァコヴィッチは数少ないエスパルスの希望。


次に本田拓也の存在。

彼が引いてから完全に攻め手を失ってしった。
今のエスパルスに欠かせない選手になりつつある。
最近は六平の調子が良くないので、浩太と組ませると面白いかもしれない。


最後にヤコヴィッチ。

マーク外して失点に絡んだり、裏を取られたり不安な部分はまだまだ残るが、CBとして目処がたってきたと思う、というか本職でない浩太をCBにするより数倍いいと思う。
連携部分や最終ラインの球回しなども問題は多いが、これからもCBで使い続けて欲しい。


あとはヨンアピン・・・マジで戻ってきて。


【残念というかダメだったこと】
もう簡潔に。

まずは守備。
特に両SBは1対1でやられすぎ&手癖悪すぎ。

キジェ。
攻撃はいいんだが守備が・・ 最近SBよりWGの方がいいんじゃないかと思えてきた。

GK櫛引。
課題のハイボールは無難にこなせてたが、あのFKのポジショニングはダメすぎる。

石毛くん。
前半は及第点だったが、後半は・・集中切れたのか?
あと先制に繋がった落としも、結果オーライだったけど、あそこで折り返すような選手になって欲しくない。


【まとめ】
上位陣との地獄の5連戦初戦は残念な結果に終わった。
今日の試合を見て多くは望まないが、最悪でも6連敗になることだけは死守して欲しいと思う。

自分はエスパルスは世間で言われているほど弱くはないと信じているが、その力をまだ100%発揮できる状態ではないと思う。

不本意だけど、今日のような試合で前半を折り返したら後半はドン引きしてひたすらカウンターを狙うような弱者の戦いというのも今後必要になってくるだろう。

観ている者としてはつまらない試合になっても、これからは今以上に結果を求められると思うので、大榎新監督の手腕とチームの底力を信じて応援したいと思います。
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