【2014Jリーグ第23節】清水エスパルス☓浦和レッズの戦評 [エスパルス]
順位の差そのままの完敗。降格圏までの勝ち点はあと"2"。
清水エスパルス1−4浦和レッズ
22分 [浦]森脇 良太
28分 [浦]李 忠成
72分 [浦]槙野 智章
76分 [清]平岡 康裕
91分 [浦]O.G
【総評】
ぐぅの音も出ない完敗なんだが、無理矢理にポジると点差ほど差は無かったと思う。
特に失点前までは互角以上の戦い方が出来ていたので、12分のノヴァコの決定機が決まっていれば・・・たら・ればの話だけど。
失点自体はブラインドになったというか、コースが良かったというか、多少の不運もあったと思うけど、問題はその後。
3バック自体が急造なので、ちょっとした要因で崩れてしまうのは仕方ないと思うが・・・
それでもこれほどか、と思うほど失点後は文字通り別チームのようになってしまいました。
攻めてはミスが多く、守っては連動性を欠く。
プレスは掛かっていても、連動してないので簡単に回されて、そこから裏に1本通されて失点。
その後も引き続き浦和ペースのまま前半終了し、後半に入っても流れは変わらず。
ポジションを変えるなど手は打ってきていたが、何も変わらず。
エスパルスが空回っているので浦和は無理せず省エネモードでボールを保持。
そこから得たCKからさらに追加点を挙げるという理想的な戦い。
このシーンも人数的には倍近く差があったけど、ホントいただけでしたね。
3失点目でようやく目が覚めたか、浦和側が一息入れしまったのか、トシがこの試合最初で最後の良いプレーを見せて、そこで得たセットプレーから平岡が決めて1点を返す。
この時すでに後半29分、遅すぎる巻き返しでゴール前に迫るシーンを増やすがリーグ最少失点の守備を崩せない。
チャンスは作れても決定機まで行かない時間が続き、そうこうしている間にGK櫛引の信じられないパスミスから最後はOGで失点して万事休す。
点差ほど差は無かったと書いたが、正確には"戦えた時間帯も"あったというだけの事。
振り返ってトータルで見ると、選手個々の力、チームの成熟度、試合運び、これらに順位差通りの差があった、そう感じた1戦でした。
【良かった選手、悪かった選手】
○良かった選手
元紀: 孤軍奮闘。個の力で戦えてたのは彼とノヴァコくらいだった。
ブエノ: オフサイドトラップを掛けそこねた主犯っぽいが、それ以外では安定。個の力も見せた。
●悪かった選手
櫛引: 良いとこ無し。ハイボールはもはや処理を諦めたのか? 4失点目のミスはあまりに致命的。
六平: あの位置で横パスしかしないんじゃ存在意味がない。
☆気になった選手
水谷:
失点までは悪くはなかった。精力的に動き、ドリブルや縦へのスルーパスなど見せ場もあった。
しかし、失点以降は思い切りの良さが失われ、判断遅れからロストも増え、交代まで完全に穴に。
若さが出てしまった部分はあったが、次節以降も期待してます。
石毛:
ここ最近は水谷くんにカブを奪われた形になっていたが、久しぶりに存在感を出せていた。
ボールを引き出す動きや、サイドでの勝負など、シュートの意識など積極的なのは好評価。
水谷くん同様まだ若いからリスクを恐れずガンガンいって欲しい。
【次節以降について】
突然の監督交代から約一月半。
徐々に大榎新監督がやりたい事も見えてきたけど、そこにはエスパルスが"強豪"であり、"強豪"らしい戦い方をしようとしているようにも思える。
もちろんそれはサポーター的にも望むところだったりするけど、降格圏まで勝ち点差わずかに"2"で、監督交代後の6戦が1勝4敗1分という状況下において、そのような戦い方が適切かと言われると疑問が浮かぶ。
結果論である事を承知で書くけど、首位のチームを相手にまともに戦うんじゃなく、ドン引きのカウンター狙いという戦い方もあったんじゃないかなと思います。
トシや村田くんなどスピードのある選手はいるし、カウンター狙いで行くのであれば代表戦帰りのノヴァコをフルで使わなくても済んだと思う。
もちろんこの戦い方でも勝てるとは限らないが、どっちが勝率いいかと言われればこっちの方が高いでしょう。
この後も神戸・G大阪と上位陣との戦いは続きます。
怪我人も戻ってきつつあるので、次節どのような戦い方をするのか今のとこわかりません。
しかし、チームを取り巻く状況は刻一刻を悪化し続けており、残された時間はあまり多くありません。
エスパルスは2部に落ちるようなチームではないし、その歴史や(悲しいことに)財務状況からも落としてはいけないチームだと思います。
自分たちに出来る事はチームを信じて応援するだけですが、今季が終わったあとで来季の巻き返しについて話せるよう一刻もはやく降格圏から抜け出し、1つでも上の順位に行くことを願っています。
清水エスパルス1−4浦和レッズ
22分 [浦]森脇 良太
28分 [浦]李 忠成
72分 [浦]槙野 智章
76分 [清]平岡 康裕
91分 [浦]O.G
【総評】
ぐぅの音も出ない完敗なんだが、無理矢理にポジると点差ほど差は無かったと思う。
特に失点前までは互角以上の戦い方が出来ていたので、12分のノヴァコの決定機が決まっていれば・・・たら・ればの話だけど。
失点自体はブラインドになったというか、コースが良かったというか、多少の不運もあったと思うけど、問題はその後。
3バック自体が急造なので、ちょっとした要因で崩れてしまうのは仕方ないと思うが・・・
それでもこれほどか、と思うほど失点後は文字通り別チームのようになってしまいました。
攻めてはミスが多く、守っては連動性を欠く。
プレスは掛かっていても、連動してないので簡単に回されて、そこから裏に1本通されて失点。
その後も引き続き浦和ペースのまま前半終了し、後半に入っても流れは変わらず。
ポジションを変えるなど手は打ってきていたが、何も変わらず。
エスパルスが空回っているので浦和は無理せず省エネモードでボールを保持。
そこから得たCKからさらに追加点を挙げるという理想的な戦い。
このシーンも人数的には倍近く差があったけど、ホントいただけでしたね。
3失点目でようやく目が覚めたか、浦和側が一息入れしまったのか、トシがこの試合最初で最後の良いプレーを見せて、そこで得たセットプレーから平岡が決めて1点を返す。
この時すでに後半29分、遅すぎる巻き返しでゴール前に迫るシーンを増やすがリーグ最少失点の守備を崩せない。
チャンスは作れても決定機まで行かない時間が続き、そうこうしている間にGK櫛引の信じられないパスミスから最後はOGで失点して万事休す。
点差ほど差は無かったと書いたが、正確には"戦えた時間帯も"あったというだけの事。
振り返ってトータルで見ると、選手個々の力、チームの成熟度、試合運び、これらに順位差通りの差があった、そう感じた1戦でした。
【良かった選手、悪かった選手】
○良かった選手
元紀: 孤軍奮闘。個の力で戦えてたのは彼とノヴァコくらいだった。
ブエノ: オフサイドトラップを掛けそこねた主犯っぽいが、それ以外では安定。個の力も見せた。
●悪かった選手
櫛引: 良いとこ無し。ハイボールはもはや処理を諦めたのか? 4失点目のミスはあまりに致命的。
六平: あの位置で横パスしかしないんじゃ存在意味がない。
☆気になった選手
水谷:
失点までは悪くはなかった。精力的に動き、ドリブルや縦へのスルーパスなど見せ場もあった。
しかし、失点以降は思い切りの良さが失われ、判断遅れからロストも増え、交代まで完全に穴に。
若さが出てしまった部分はあったが、次節以降も期待してます。
石毛:
ここ最近は水谷くんにカブを奪われた形になっていたが、久しぶりに存在感を出せていた。
ボールを引き出す動きや、サイドでの勝負など、シュートの意識など積極的なのは好評価。
水谷くん同様まだ若いからリスクを恐れずガンガンいって欲しい。
【次節以降について】
突然の監督交代から約一月半。
徐々に大榎新監督がやりたい事も見えてきたけど、そこにはエスパルスが"強豪"であり、"強豪"らしい戦い方をしようとしているようにも思える。
もちろんそれはサポーター的にも望むところだったりするけど、降格圏まで勝ち点差わずかに"2"で、監督交代後の6戦が1勝4敗1分という状況下において、そのような戦い方が適切かと言われると疑問が浮かぶ。
結果論である事を承知で書くけど、首位のチームを相手にまともに戦うんじゃなく、ドン引きのカウンター狙いという戦い方もあったんじゃないかなと思います。
トシや村田くんなどスピードのある選手はいるし、カウンター狙いで行くのであれば代表戦帰りのノヴァコをフルで使わなくても済んだと思う。
もちろんこの戦い方でも勝てるとは限らないが、どっちが勝率いいかと言われればこっちの方が高いでしょう。
この後も神戸・G大阪と上位陣との戦いは続きます。
怪我人も戻ってきつつあるので、次節どのような戦い方をするのか今のとこわかりません。
しかし、チームを取り巻く状況は刻一刻を悪化し続けており、残された時間はあまり多くありません。
エスパルスは2部に落ちるようなチームではないし、その歴史や(悲しいことに)財務状況からも落としてはいけないチームだと思います。
自分たちに出来る事はチームを信じて応援するだけですが、今季が終わったあとで来季の巻き返しについて話せるよう一刻もはやく降格圏から抜け出し、1つでも上の順位に行くことを願っています。
【2014Jリーグ第22節】清水エスパルス☓サガン鳥栖の戦評 [エスパルス]
土壇場で勝ち点3を逃すも収穫の多かった1戦。
清水エスパルス2−2サガン鳥栖
56分 [鳥]水沼 宏太
81分 [清]ノヴァコヴィッチ
88分 [清]大前 元紀
93分 [鳥]早坂 良太
【総評】
終盤の失点で勝ち点3こそ逃したが、現在2位のチーム相手にアウェイで勝ち点1を取れたのは結果としては悪くないというか、大健闘とも言える。
事実、他の降格争いしているチームは軒並み負けていたし。
また三浦くん、金子くん、水谷くんといった若手が活躍した事は、久しぶりにチームに出てきた明るい材料じゃないかな。
前監督体制下でも、今の主力になっている選手の何人かはチームが厳しい時期に抜擢され、そこで結果を出し、チームを救い、自身も成長してきた訳なので。
この3人も同じようにチームを救うような働きをして、来季以降は主力候補として名乗り上げて来て欲しいと思います。
サプライズとも言える3バックについては、ミスで失点するまでは、ほとんどチャンスらしいチャンスを作らせなかったので、個人的には十分合格点だと思います。
とはいえ攻撃に関しては相手以上にチャンスが作れず、下がりすぎて3バックというより実質5バックみたいになっていたので、これで戦い続けるのは厳しいようにも思えました。
得点が入ったのも選手を入れ替えて、システムを代えた後だったし。
それでもやたらと終盤失点が多い我らがエスパルスが、逃げ切るための選択肢として持っておくのはいいと思う。
まぁ、このシステム続けるのであればチームとしてカウンターをどう狙うかをもっと詰めて欲しいとも思いますが。
最後にこの試合最大のキモは、リアクションサッカーに徹した事なんじゃないかと思います。
前監督時代は"自分たちのサッカー"に拘っていたので、一時代の終焉を感じて応援する者としては正直寂しい気持ちもありますが、そういった哲学的な部分を打ち砕くことで徐々に大榎新監督のカラーが出始めて来たんじゃないかな。
そして、そこまでやって結果が出なかったら逆にチーム内に不安が広がったかもしれないけど、ある程度の結果を残せたので次節以降監督もやりやすくなったんじゃないかと思います。
【若手3人について】
まずは三浦くんについて。
エスパルスの若手CBは、デビュー戦は必ずクリティカルなミスをするという嫌な流れがここ数年あったけど、そういったミスも見られずトータルで見ても落ち着いてプレー出来ていたと思う。
空中戦でも競り勝つ場面が何度かあったし、対人でも簡単に抜かせない守りが出来ていた。
何よりデビュー戦で90分フル出場出来たということは本人にとっても相当な自信になったんじゃないかな。
これから成長していずれはエスパルスの守りを固める大黒柱になってくれればと思います。
次は水谷くんについて。
SBでの先発との話も上がってたけど、実際は中盤に途中出場で使われました。
20分ちょっとの出場になったので、まだまだ未知数な部分も多く残りますが、いい時の大輔を彷彿するような積極的なボール奪取はチームに反撃をもたらした推進力となったと思います。
まだ印象レベルだけど、対人に強そうな感じがするので監督がSBで使おうと思ったのもわかる気がしました。
まだ2種登録でこれからの選手であることは間違いないけど、代表に呼ばれるような選手の中には高校生時にデビューしている選手が少なくありません。
久しぶりに期待できそうな生え抜きのSBが出てきたので、怪我なく育っていって欲しいと思います。
最後に最も短い出場時間でアシストという結果を出した金子くん。
元々期待値が高い選手だったので、結果を出してくれて本当にこれからが楽しみです。
ライン際でクロスを上げる直前の交わし方にはセンスも感じました。
体格面では決して恵まれたとはいえませんが、卓越したテクニックと得点感覚で世代代表でも主力として出場し、未来のスター候補の1人しても名が上がる逸材。
エスパルスがこれから降格争いを抜け出し、上位を狙うためのキーマンとしてこれからの活躍を期待してます。
【まとめ】
上位陣との5連戦、次節の相手は首位浦和。
しかも、この日の埼玉ダービーを4-0で圧勝し勢いも十分。
客観的に見ると勝ち目が薄い一戦になってしまいますが、だからこそ突け入れる隙もあると思う。
# 実際、戦術バレーで内容的に完敗してた試合で勝ったことあるし
また途中である天皇杯、相手がFC東京と分が悪い戦いが続くけど、今日の試合で出てきた希望の芽を活かしてチームに新しい風と勢いをもたらして欲しいと思います。
清水エスパルス2−2サガン鳥栖
56分 [鳥]水沼 宏太
81分 [清]ノヴァコヴィッチ
88分 [清]大前 元紀
93分 [鳥]早坂 良太
【総評】
終盤の失点で勝ち点3こそ逃したが、現在2位のチーム相手にアウェイで勝ち点1を取れたのは結果としては悪くないというか、大健闘とも言える。
事実、他の降格争いしているチームは軒並み負けていたし。
また三浦くん、金子くん、水谷くんといった若手が活躍した事は、久しぶりにチームに出てきた明るい材料じゃないかな。
前監督体制下でも、今の主力になっている選手の何人かはチームが厳しい時期に抜擢され、そこで結果を出し、チームを救い、自身も成長してきた訳なので。
この3人も同じようにチームを救うような働きをして、来季以降は主力候補として名乗り上げて来て欲しいと思います。
サプライズとも言える3バックについては、ミスで失点するまでは、ほとんどチャンスらしいチャンスを作らせなかったので、個人的には十分合格点だと思います。
とはいえ攻撃に関しては相手以上にチャンスが作れず、下がりすぎて3バックというより実質5バックみたいになっていたので、これで戦い続けるのは厳しいようにも思えました。
得点が入ったのも選手を入れ替えて、システムを代えた後だったし。
それでもやたらと終盤失点が多い我らがエスパルスが、逃げ切るための選択肢として持っておくのはいいと思う。
まぁ、このシステム続けるのであればチームとしてカウンターをどう狙うかをもっと詰めて欲しいとも思いますが。
最後にこの試合最大のキモは、リアクションサッカーに徹した事なんじゃないかと思います。
前監督時代は"自分たちのサッカー"に拘っていたので、一時代の終焉を感じて応援する者としては正直寂しい気持ちもありますが、そういった哲学的な部分を打ち砕くことで徐々に大榎新監督のカラーが出始めて来たんじゃないかな。
そして、そこまでやって結果が出なかったら逆にチーム内に不安が広がったかもしれないけど、ある程度の結果を残せたので次節以降監督もやりやすくなったんじゃないかと思います。
【若手3人について】
まずは三浦くんについて。
エスパルスの若手CBは、デビュー戦は必ずクリティカルなミスをするという嫌な流れがここ数年あったけど、そういったミスも見られずトータルで見ても落ち着いてプレー出来ていたと思う。
空中戦でも競り勝つ場面が何度かあったし、対人でも簡単に抜かせない守りが出来ていた。
何よりデビュー戦で90分フル出場出来たということは本人にとっても相当な自信になったんじゃないかな。
これから成長していずれはエスパルスの守りを固める大黒柱になってくれればと思います。
次は水谷くんについて。
SBでの先発との話も上がってたけど、実際は中盤に途中出場で使われました。
20分ちょっとの出場になったので、まだまだ未知数な部分も多く残りますが、いい時の大輔を彷彿するような積極的なボール奪取はチームに反撃をもたらした推進力となったと思います。
まだ印象レベルだけど、対人に強そうな感じがするので監督がSBで使おうと思ったのもわかる気がしました。
まだ2種登録でこれからの選手であることは間違いないけど、代表に呼ばれるような選手の中には高校生時にデビューしている選手が少なくありません。
久しぶりに期待できそうな生え抜きのSBが出てきたので、怪我なく育っていって欲しいと思います。
最後に最も短い出場時間でアシストという結果を出した金子くん。
元々期待値が高い選手だったので、結果を出してくれて本当にこれからが楽しみです。
ライン際でクロスを上げる直前の交わし方にはセンスも感じました。
体格面では決して恵まれたとはいえませんが、卓越したテクニックと得点感覚で世代代表でも主力として出場し、未来のスター候補の1人しても名が上がる逸材。
エスパルスがこれから降格争いを抜け出し、上位を狙うためのキーマンとしてこれからの活躍を期待してます。
【まとめ】
上位陣との5連戦、次節の相手は首位浦和。
しかも、この日の埼玉ダービーを4-0で圧勝し勢いも十分。
客観的に見ると勝ち目が薄い一戦になってしまいますが、だからこそ突け入れる隙もあると思う。
# 実際、戦術バレーで内容的に完敗してた試合で勝ったことあるし
また途中である天皇杯、相手がFC東京と分が悪い戦いが続くけど、今日の試合で出てきた希望の芽を活かしてチームに新しい風と勢いをもたらして欲しいと思います。
【2014Jリーグ第21節】清水エスパルス☓鹿島アントラーズの戦評 [エスパルス]
勝機はあったが自滅により逃す。チーム再建の道は未だ険しく、チーム力の差を思い知らされた一戦。
清水エスパルス1−3鹿島アントラーズ
31分 [清]大前 元紀
61分 [鹿]小笠原 満男
68分 [鹿]小笠原 満男
72分 [鹿]ダヴィ
【総評】
色々と問題のあったジャッジだったが、悪い意味で公平だったと思う。
そういったジャッジを受けても崩れない鹿島と崩れたエスパルス。
"メンタル"や"試合巧者"の一言で片付けられないくらい両チームには差があった。
それを思い知らされた一戦だった気がする。
それでも試合途中まで、PKで同点にされた後すらもエスパルスに勝機はあったと思う。
・早い時間帯に鹿島の両CBと大黒柱である小笠原にカードが出ていたこと。
・数少ないチャンスをモノにし先制できたこと。
・相手のチャンスがポストに阻まれたこと(しかも2回)。
・PKで同点にされた直後に植田が退場で数的有利に立てたこと。
・しかも、完全に捉えきれてなかったカイオがその後で下がったこと。
そんなエスパルスにとって有利の状況を活かせず、ミスで自爆する形で流れを手放し、キジェの退場&FKでの失点で全ては終わってしまった。
キジェの退場は、彼自身に問題はあったが、そこに至る前にパスミスからカウンターを招いたという事実を忘れてはならない。
FKでの失点直後にノヴァコヴィッチが怒っていたが、あれは完全に櫛引のポジショニングのミスだったと思う。
同点PKを与えた場面もクリアミスが重なっての失点だったし。
逆転されたあとに鹿島が見せた戦い方をエスパルスにして欲しかったが、それを望めるほどの状況では無いのかもしれない。
まさかのタイミングでの解任からもうすぐ一ヶ月経つ。
当初より改善された部分はいくつかあり、実際にそれを試合で見ることも出来ているが、未だ致命的とも言える課題がいくつか残っている。
"残留"という目的を達成するための余裕は徐々に無くなってきているが、そこはもう信じるしかない。
【残留に向けた希望】
最悪に近い試合展開の中でもいくつかの"希望"は見えたと思う。
まずは、ノヴァコヴィッチと元紀の両エースが好調を維持していること。
得点を決めた元紀はもちろん、売出し中である若手CBの植田・昌子を寄せ付けなかったノヴァコヴィッチは数少ないエスパルスの希望。
次に本田拓也の存在。
彼が引いてから完全に攻め手を失ってしった。
今のエスパルスに欠かせない選手になりつつある。
最近は六平の調子が良くないので、浩太と組ませると面白いかもしれない。
最後にヤコヴィッチ。
マーク外して失点に絡んだり、裏を取られたり不安な部分はまだまだ残るが、CBとして目処がたってきたと思う、というか本職でない浩太をCBにするより数倍いいと思う。
連携部分や最終ラインの球回しなども問題は多いが、これからもCBで使い続けて欲しい。
あとはヨンアピン・・・マジで戻ってきて。
【残念というかダメだったこと】
もう簡潔に。
まずは守備。
特に両SBは1対1でやられすぎ&手癖悪すぎ。
キジェ。
攻撃はいいんだが守備が・・ 最近SBよりWGの方がいいんじゃないかと思えてきた。
GK櫛引。
課題のハイボールは無難にこなせてたが、あのFKのポジショニングはダメすぎる。
石毛くん。
前半は及第点だったが、後半は・・集中切れたのか?
あと先制に繋がった落としも、結果オーライだったけど、あそこで折り返すような選手になって欲しくない。
【まとめ】
上位陣との地獄の5連戦初戦は残念な結果に終わった。
今日の試合を見て多くは望まないが、最悪でも6連敗になることだけは死守して欲しいと思う。
自分はエスパルスは世間で言われているほど弱くはないと信じているが、その力をまだ100%発揮できる状態ではないと思う。
不本意だけど、今日のような試合で前半を折り返したら後半はドン引きしてひたすらカウンターを狙うような弱者の戦いというのも今後必要になってくるだろう。
観ている者としてはつまらない試合になっても、これからは今以上に結果を求められると思うので、大榎新監督の手腕とチームの底力を信じて応援したいと思います。
清水エスパルス1−3鹿島アントラーズ
31分 [清]大前 元紀
61分 [鹿]小笠原 満男
68分 [鹿]小笠原 満男
72分 [鹿]ダヴィ
【総評】
色々と問題のあったジャッジだったが、悪い意味で公平だったと思う。
そういったジャッジを受けても崩れない鹿島と崩れたエスパルス。
"メンタル"や"試合巧者"の一言で片付けられないくらい両チームには差があった。
それを思い知らされた一戦だった気がする。
それでも試合途中まで、PKで同点にされた後すらもエスパルスに勝機はあったと思う。
・早い時間帯に鹿島の両CBと大黒柱である小笠原にカードが出ていたこと。
・数少ないチャンスをモノにし先制できたこと。
・相手のチャンスがポストに阻まれたこと(しかも2回)。
・PKで同点にされた直後に植田が退場で数的有利に立てたこと。
・しかも、完全に捉えきれてなかったカイオがその後で下がったこと。
そんなエスパルスにとって有利の状況を活かせず、ミスで自爆する形で流れを手放し、キジェの退場&FKでの失点で全ては終わってしまった。
キジェの退場は、彼自身に問題はあったが、そこに至る前にパスミスからカウンターを招いたという事実を忘れてはならない。
FKでの失点直後にノヴァコヴィッチが怒っていたが、あれは完全に櫛引のポジショニングのミスだったと思う。
同点PKを与えた場面もクリアミスが重なっての失点だったし。
逆転されたあとに鹿島が見せた戦い方をエスパルスにして欲しかったが、それを望めるほどの状況では無いのかもしれない。
まさかのタイミングでの解任からもうすぐ一ヶ月経つ。
当初より改善された部分はいくつかあり、実際にそれを試合で見ることも出来ているが、未だ致命的とも言える課題がいくつか残っている。
"残留"という目的を達成するための余裕は徐々に無くなってきているが、そこはもう信じるしかない。
【残留に向けた希望】
最悪に近い試合展開の中でもいくつかの"希望"は見えたと思う。
まずは、ノヴァコヴィッチと元紀の両エースが好調を維持していること。
得点を決めた元紀はもちろん、売出し中である若手CBの植田・昌子を寄せ付けなかったノヴァコヴィッチは数少ないエスパルスの希望。
次に本田拓也の存在。
彼が引いてから完全に攻め手を失ってしった。
今のエスパルスに欠かせない選手になりつつある。
最近は六平の調子が良くないので、浩太と組ませると面白いかもしれない。
最後にヤコヴィッチ。
マーク外して失点に絡んだり、裏を取られたり不安な部分はまだまだ残るが、CBとして目処がたってきたと思う、というか本職でない浩太をCBにするより数倍いいと思う。
連携部分や最終ラインの球回しなども問題は多いが、これからもCBで使い続けて欲しい。
あとはヨンアピン・・・マジで戻ってきて。
【残念というかダメだったこと】
もう簡潔に。
まずは守備。
特に両SBは1対1でやられすぎ&手癖悪すぎ。
キジェ。
攻撃はいいんだが守備が・・ 最近SBよりWGの方がいいんじゃないかと思えてきた。
GK櫛引。
課題のハイボールは無難にこなせてたが、あのFKのポジショニングはダメすぎる。
石毛くん。
前半は及第点だったが、後半は・・集中切れたのか?
あと先制に繋がった落としも、結果オーライだったけど、あそこで折り返すような選手になって欲しくない。
【まとめ】
上位陣との地獄の5連戦初戦は残念な結果に終わった。
今日の試合を見て多くは望まないが、最悪でも6連敗になることだけは死守して欲しいと思う。
自分はエスパルスは世間で言われているほど弱くはないと信じているが、その力をまだ100%発揮できる状態ではないと思う。
不本意だけど、今日のような試合で前半を折り返したら後半はドン引きしてひたすらカウンターを狙うような弱者の戦いというのも今後必要になってくるだろう。
観ている者としてはつまらない試合になっても、これからは今以上に結果を求められると思うので、大榎新監督の手腕とチームの底力を信じて応援したいと思います。
【2014Jリーグ第20節】清水エスパルス☓ベガルタ仙台の戦評 [エスパルス]
チーム再建の道は未だ厳しく得意仙台相手に守備が崩壊しリーグ戦で5年ぶりの敗戦。
清水エスパルス2−3ベガルタ仙台
12分 [仙]武藤 雄樹
21分 [仙]武藤 雄樹
45分 [清]ノヴァコヴィッチ
49分 [清]大前 元紀
77分 [仙]鎌田 次郎
【総評】
前節メモリアルな勝利に酔いしれたが、目を覆ういたくなるような守備に一気に現実に引き戻された一戦だった。
特に前半が酷かった。
悲しいことにこの試合に限った話ではないが、とにかく裏を取られすぎ。
上がったSBの裏を突かれるのは戦術的に致し方ない部分もあるが、1本のパスで簡単に真ん中の裏を取られるようでは、どのチームと戦っても厳しいと言わざるを得ない。
攻撃も仙台の前線からの激しいプレスによって最終ラインですら満足にボールを繋げず。
徳島戦で見れた中央への楔のボールも精度が低いため、前線で起点を作れずサイドに活路を見出そうとするもしっかりと対応され攻めの形が作れない。
しかし、これが相性なのか"幸運にも"失点を2点に抑え、前半ATにノヴァコヴィッチの技ありFKで1点を返せた事で後半に希望を繋ぐ事が出来た。
そしてその後半。
前半ATの得点の勢いの元、最初はエスパルスの流れ。
今季ワーストとも思える出来のトシに替えて村田を入れた采配が当たり、前線が一気に活性化。
エスパルスが武藤を捉えられなかったように、仙台も村田を捉えられずそこから何度もチャンスを作る。
後半早々の49分にノヴァコヴィッチがエリア内で倒されPKをゲット。
蹴り直しがあったけど、元紀が落ち着いて決めて同点。
これにより仙台側が混乱し、前半は拾えたシーンが思いつかないほど拾えなかったこぼれ球を拾えるようになり、一方的にエスパルスが攻め立てる時間が続く。
振り返ってみると後半開始から15分頃までのみが、この試合におけるエスパルスの時間帯だった。
たら・ればの話になるが、ここで決められていれば試合展開は別になっていたかもしれない。
鹿島や川崎など"本当に強い"チームであれば点を取るんだろうが、今のエスパルスは・・
守備の不安定さは相変わらずだったので、時間とともに落ち着きを取り戻した仙台にそこを突かれ徐々に押し込まれていく。
おそらくHTに指示があったため、武藤や太田に前半ほど好き勝手にやらせなかったが、裏を警戒するあまりバイタルに対する寄せが甘くなり、何度もヒヤッとするミドルを打たれてしまった。
後半に入って櫛引が目を覚ましたおかげで失点こそセットプレーからの1点だけで済んだが、PK含め2、3点取られても不思議じゃなかった。
村田くんも徐々に守備に追われる時間が増え、それに合わせる形で攻撃も停滞化。
高木善や帰ってきた瀬沼を投入するも効果的とは言えず、そこからはほとんどチャンスらしいチャンスを作れずに試合終了。
この後、上位陣との3連戦が控えるなか手痛い1敗を記してしまった。
【守備について】
今に始まった事ではないが、相変わらず守備がヤバい。
この試合でMOMだった仙台の武藤選手の出来は確かに良かったが、今シーズン18試合(900分以上)出て1点しか取れていない(通算でも58試合で3得点)FWにここまで好き勝手やられるようでは・・・
途中投入されたウィルソンに対しても、文字通りファールでしか止められず前線で起点を作られまくっていました。
正直、今のエスパルスの守備陣はドリブルで突っかけてくるタイプと裏に抜け出すタイプの選手が苦手だと思う。
そしてそれは現代サッカーにおいて致命的とも言える欠点だ。
ここからは推測だけどゴトビ監督時代のエスパルスにおいて、中央の選手は裏を取ろうとしたり、ドリブルで突っかけようとするプレーがほとんどなく、攻撃と言えばサイドからのみだし。
練習でそういったタイプとやらないので、対戦した時に対応できない。
分析レベルでは上がって来ているとは思うが、頭にはあっても体が対応できない。
明るい材料としては大榎新監督になって11対11の紅白戦が復活し、またチームとして裏を狙ったり中央から崩すパターンも増えてきているので、練習不足に伴う対応遅れについてはある程度改善が見込まれるかもしれない。
あとは最近スタメンを外れているヤコヴィッチは1対1が強いので、今までSBとして使われてきた彼をCBとして使えるように目処が立てれば今よりはマシになると思う。
いずれにせよ特効薬はなくある程度時間がかかりそうなので、当面は大量失点を覚悟しなければならない気がする。
【ジャッジについて】
負けたエスパルスサポだし、そもそもジャッジうんぬん以前なチーム状態なのはあるけど、何かモヤモヤの残るジャッジだったと思う。
PKのシーンなんかも、一度カードに手をかけながら引っ込めてたように見えたし、どっち寄りとか下手とか言うより、場に流されていたような笛に思えた。
個人的な主観だけど、前後半だと笛の基準が違ったように見えたし。
選手のセルフジャッジに対しても吹いてたし、良くも悪くもJリーグ基準な笛だったのかな。
負け試合だし、Jリーグ基準のジャッジに今更いっても仕方ないけど、負けは負けなりに素直に悔しがれるような試合であって欲しいと思います。
【まとめ】
これから9月にかけて厳しい相手が続くため、相性的のも勝ち点を稼げそうな数少ない試合を落としたのは非常に痛いです。
この試合の守備を見ても根本的な解決には時間がかかりそうで、だからこそメモリアルな勝利の後の勢いを上手く活かしたかったとこだけど・・
終わってしまったのでどうにもならないけど、今のチームには"残留"が現実的に目指すラインになると思うので、難敵揃いの3連戦は"残留"を目指すチームの戦い方も視野に入れないとならないと思います。
少なくともチーム状態がG大阪戦より悪くなることはないと信じているので、上積みを期待しつつ目の前の試合に臨んで欲しいと思います。
清水エスパルス2−3ベガルタ仙台
12分 [仙]武藤 雄樹
21分 [仙]武藤 雄樹
45分 [清]ノヴァコヴィッチ
49分 [清]大前 元紀
77分 [仙]鎌田 次郎
【総評】
前節メモリアルな勝利に酔いしれたが、目を覆ういたくなるような守備に一気に現実に引き戻された一戦だった。
特に前半が酷かった。
悲しいことにこの試合に限った話ではないが、とにかく裏を取られすぎ。
上がったSBの裏を突かれるのは戦術的に致し方ない部分もあるが、1本のパスで簡単に真ん中の裏を取られるようでは、どのチームと戦っても厳しいと言わざるを得ない。
攻撃も仙台の前線からの激しいプレスによって最終ラインですら満足にボールを繋げず。
徳島戦で見れた中央への楔のボールも精度が低いため、前線で起点を作れずサイドに活路を見出そうとするもしっかりと対応され攻めの形が作れない。
しかし、これが相性なのか"幸運にも"失点を2点に抑え、前半ATにノヴァコヴィッチの技ありFKで1点を返せた事で後半に希望を繋ぐ事が出来た。
そしてその後半。
前半ATの得点の勢いの元、最初はエスパルスの流れ。
今季ワーストとも思える出来のトシに替えて村田を入れた采配が当たり、前線が一気に活性化。
エスパルスが武藤を捉えられなかったように、仙台も村田を捉えられずそこから何度もチャンスを作る。
後半早々の49分にノヴァコヴィッチがエリア内で倒されPKをゲット。
蹴り直しがあったけど、元紀が落ち着いて決めて同点。
これにより仙台側が混乱し、前半は拾えたシーンが思いつかないほど拾えなかったこぼれ球を拾えるようになり、一方的にエスパルスが攻め立てる時間が続く。
振り返ってみると後半開始から15分頃までのみが、この試合におけるエスパルスの時間帯だった。
たら・ればの話になるが、ここで決められていれば試合展開は別になっていたかもしれない。
鹿島や川崎など"本当に強い"チームであれば点を取るんだろうが、今のエスパルスは・・
守備の不安定さは相変わらずだったので、時間とともに落ち着きを取り戻した仙台にそこを突かれ徐々に押し込まれていく。
おそらくHTに指示があったため、武藤や太田に前半ほど好き勝手にやらせなかったが、裏を警戒するあまりバイタルに対する寄せが甘くなり、何度もヒヤッとするミドルを打たれてしまった。
後半に入って櫛引が目を覚ましたおかげで失点こそセットプレーからの1点だけで済んだが、PK含め2、3点取られても不思議じゃなかった。
村田くんも徐々に守備に追われる時間が増え、それに合わせる形で攻撃も停滞化。
高木善や帰ってきた瀬沼を投入するも効果的とは言えず、そこからはほとんどチャンスらしいチャンスを作れずに試合終了。
この後、上位陣との3連戦が控えるなか手痛い1敗を記してしまった。
【守備について】
今に始まった事ではないが、相変わらず守備がヤバい。
この試合でMOMだった仙台の武藤選手の出来は確かに良かったが、今シーズン18試合(900分以上)出て1点しか取れていない(通算でも58試合で3得点)FWにここまで好き勝手やられるようでは・・・
途中投入されたウィルソンに対しても、文字通りファールでしか止められず前線で起点を作られまくっていました。
正直、今のエスパルスの守備陣はドリブルで突っかけてくるタイプと裏に抜け出すタイプの選手が苦手だと思う。
そしてそれは現代サッカーにおいて致命的とも言える欠点だ。
ここからは推測だけどゴトビ監督時代のエスパルスにおいて、中央の選手は裏を取ろうとしたり、ドリブルで突っかけようとするプレーがほとんどなく、攻撃と言えばサイドからのみだし。
練習でそういったタイプとやらないので、対戦した時に対応できない。
分析レベルでは上がって来ているとは思うが、頭にはあっても体が対応できない。
明るい材料としては大榎新監督になって11対11の紅白戦が復活し、またチームとして裏を狙ったり中央から崩すパターンも増えてきているので、練習不足に伴う対応遅れについてはある程度改善が見込まれるかもしれない。
あとは最近スタメンを外れているヤコヴィッチは1対1が強いので、今までSBとして使われてきた彼をCBとして使えるように目処が立てれば今よりはマシになると思う。
いずれにせよ特効薬はなくある程度時間がかかりそうなので、当面は大量失点を覚悟しなければならない気がする。
【ジャッジについて】
負けたエスパルスサポだし、そもそもジャッジうんぬん以前なチーム状態なのはあるけど、何かモヤモヤの残るジャッジだったと思う。
PKのシーンなんかも、一度カードに手をかけながら引っ込めてたように見えたし、どっち寄りとか下手とか言うより、場に流されていたような笛に思えた。
個人的な主観だけど、前後半だと笛の基準が違ったように見えたし。
選手のセルフジャッジに対しても吹いてたし、良くも悪くもJリーグ基準な笛だったのかな。
負け試合だし、Jリーグ基準のジャッジに今更いっても仕方ないけど、負けは負けなりに素直に悔しがれるような試合であって欲しいと思います。
【まとめ】
これから9月にかけて厳しい相手が続くため、相性的のも勝ち点を稼げそうな数少ない試合を落としたのは非常に痛いです。
この試合の守備を見ても根本的な解決には時間がかかりそうで、だからこそメモリアルな勝利の後の勢いを上手く活かしたかったとこだけど・・
終わってしまったのでどうにもならないけど、今のチームには"残留"が現実的に目指すラインになると思うので、難敵揃いの3連戦は"残留"を目指すチームの戦い方も視野に入れないとならないと思います。
少なくともチーム状態がG大阪戦より悪くなることはないと信じているので、上積みを期待しつつ目の前の試合に臨んで欲しいと思います。
【2014Jリーグ第19節】清水エスパルス☓徳島ヴォルティスの戦評 [エスパルス]
メモリアル尽くしの中、チームに光明を感じる貴重な勝利で大榎体制初勝利!
清水エスパルス1−0徳島ヴォルティス
69分 [清]村田 和哉
【総評】
J1ホーム通算200勝、ホーム通算600G、大榎新体制初ゴール&初勝利、ついでに決めて村田くんにとっては今季初ゴール&結婚後初ゴールと何かと記録尽くしだった一戦。
前節の内容があまりに・・だったので、初勝利まで時間がかかることも覚悟していたので、それを就任わずか2試合での達成ということでTV観戦で声が出てしまうほど嬉しい勝利だった。
印象的だったのが、中を使う攻撃パターンが数多く見られたこと。
前体制では執拗とも思えるほどサイド攻撃に固執していたので、この辺りは監督の指示なのか、それとも選手が自分たちで考えて行っているのかはわからないけど、いい傾向だと思います。
前半は徳島側がサイド攻撃を警戒していたのを逆手に取る形となって、後半は指示があってか中央は前半ほど使えなくなったけど、代わりにサイドが使えるようになっていました。
これまでサイド固められると手詰まりするケースが多かったので、攻撃のパターンが増えるのはいいと思います。
あとは連携面と精度、監督コメントにもあったように裏へ抜け出す意識が高まれば・・と思います。
課題の守備面は・・・FC東京戦よりマシだったと思うけど正直まだ何とも。
何度か決定的なミスがあったり、CBが外に引っ張りだされた後に中の選手のマークがハズレてたり、途中投入されたアドリアーノに簡単に前向かせてしまったり、そもそも徳島自体カウンター狙いのチームだしするので、この試合だけでは判断できないかな。
ただ選手を入れ替えた後の試合を無失点で終えたという事はチーム、また監督にも自信を与えてくれると思うので今後に期待したいと思います。
結果的には、途中投入された村田くんのファインゴールをそのまま守り切るという試合でしたが、チーム状況を考えてもまず1勝出来たという事実が非常に大切だと思うので、まだまだ険しい道は続くけど笑って終るシーズンになって欲しいと思います。
【次に向けて】
記念すべき勝利を上げたと言っても、勝った相手は最下位のチーム。
しかも、四国は今回の台風や大雨の影響などあって満足に練習できていないと思います。
そんなチーム相手にほぼ互角の内容で辛勝、というのが残念ながら今のエスパルスのチーム状況だと思います。
この1勝をきっかけに上を目指して欲しいのはもちろんですが、まずは残留を確実な物にして欲しいと思います。
例年の結果から判断するに、残留ラインは勝ち点40付近になるので、必要な勝ち点はあと13。
あと15試合で4勝1分が最低限のノルマになると思うので、まずはそこを達成してから上を目指すような話をして欲しいと思います。
そんな中で次節の相手はベガルタ仙台。
前体制下で相性が良く、また順位も今のエスパルスより下ですが、中断明け以降は5戦1敗4分とタフな戦いを行っています。
しかも、エスパルスキラーでもある鹿島の野沢が加入し、これまで通りには行かない戦いになりそうです。
しかし、エスパルスにとっては仙台戦以降だと鹿島・鳥栖・浦和・神戸・G大阪と上位陣との戦いが続くので、ここで是が非でも勝ち点を取っておきたい試合になると思います。
とりあえずこの試合で歴史に名を刻めたので、次の歴史に向けて積み上げて行くようにして欲しいと思います。
清水エスパルス1−0徳島ヴォルティス
69分 [清]村田 和哉
【総評】
J1ホーム通算200勝、ホーム通算600G、大榎新体制初ゴール&初勝利、ついでに決めて村田くんにとっては今季初ゴール&結婚後初ゴールと何かと記録尽くしだった一戦。
前節の内容があまりに・・だったので、初勝利まで時間がかかることも覚悟していたので、それを就任わずか2試合での達成ということでTV観戦で声が出てしまうほど嬉しい勝利だった。
印象的だったのが、中を使う攻撃パターンが数多く見られたこと。
前体制では執拗とも思えるほどサイド攻撃に固執していたので、この辺りは監督の指示なのか、それとも選手が自分たちで考えて行っているのかはわからないけど、いい傾向だと思います。
前半は徳島側がサイド攻撃を警戒していたのを逆手に取る形となって、後半は指示があってか中央は前半ほど使えなくなったけど、代わりにサイドが使えるようになっていました。
これまでサイド固められると手詰まりするケースが多かったので、攻撃のパターンが増えるのはいいと思います。
あとは連携面と精度、監督コメントにもあったように裏へ抜け出す意識が高まれば・・と思います。
課題の守備面は・・・FC東京戦よりマシだったと思うけど正直まだ何とも。
何度か決定的なミスがあったり、CBが外に引っ張りだされた後に中の選手のマークがハズレてたり、途中投入されたアドリアーノに簡単に前向かせてしまったり、そもそも徳島自体カウンター狙いのチームだしするので、この試合だけでは判断できないかな。
ただ選手を入れ替えた後の試合を無失点で終えたという事はチーム、また監督にも自信を与えてくれると思うので今後に期待したいと思います。
結果的には、途中投入された村田くんのファインゴールをそのまま守り切るという試合でしたが、チーム状況を考えてもまず1勝出来たという事実が非常に大切だと思うので、まだまだ険しい道は続くけど笑って終るシーズンになって欲しいと思います。
【次に向けて】
記念すべき勝利を上げたと言っても、勝った相手は最下位のチーム。
しかも、四国は今回の台風や大雨の影響などあって満足に練習できていないと思います。
そんなチーム相手にほぼ互角の内容で辛勝、というのが残念ながら今のエスパルスのチーム状況だと思います。
この1勝をきっかけに上を目指して欲しいのはもちろんですが、まずは残留を確実な物にして欲しいと思います。
例年の結果から判断するに、残留ラインは勝ち点40付近になるので、必要な勝ち点はあと13。
あと15試合で4勝1分が最低限のノルマになると思うので、まずはそこを達成してから上を目指すような話をして欲しいと思います。
そんな中で次節の相手はベガルタ仙台。
前体制下で相性が良く、また順位も今のエスパルスより下ですが、中断明け以降は5戦1敗4分とタフな戦いを行っています。
しかも、エスパルスキラーでもある鹿島の野沢が加入し、これまで通りには行かない戦いになりそうです。
しかし、エスパルスにとっては仙台戦以降だと鹿島・鳥栖・浦和・神戸・G大阪と上位陣との戦いが続くので、ここで是が非でも勝ち点を取っておきたい試合になると思います。
とりあえずこの試合で歴史に名を刻めたので、次の歴史に向けて積み上げて行くようにして欲しいと思います。
【2014Jリーグ第18節】清水エスパルス☓FC東京の戦評 [エスパルス]
当日は旅行中だったので生で観れなかった事と、結果がアレだったので書くのが遅れたので、軽めに。
清水エスパルス0−4FC東京
15分 [東]エドゥー
43分 [東]武藤 嘉紀
48分 [東]太田 宏介
58分 [東]武藤 嘉紀
【総評】
衝撃的な解任から1週間もない中での一戦。
正直、ある程度は覚悟していたが前途多難を感じずにはいられない結果となった。
大榎監督が就任してからさすがに時間が無さ過ぎるので柏戦と同じスタメン・戦術で臨んだはずだったが、DFラインはここまで酷くなるものなのか。
元々酷かった最終ラインにヤコヴィッチを右サイドに入れて無理やり安定させていたが、今まで溜まっていた悪いものが全部出てきてしまった感じだった。
エドゥーも武藤も良い選手だが、ここまで好き勝手やらせたのは今回が初めてなんじゃないかな。
特に武藤は常にこのパフォーマンスだったら余裕で代表入りだろう。
試合後に監督も語っていたが、ここを安定させるのがチーム再建の1歩になる事は間違いないというかやってくれ。。。
攻撃面については良くも悪くもこれまで通り。
柏戦ではノヴァコヴィッチが中で起点となれていたが、森重・高橋・米本といった代表クラスが中央を固める東京相手ではほとんど起点になれず。
なのでサイドから攻めようとするにも、対策されているので手詰まりに。
個の力で打開出来ないとほとんどチャンスは作れていませんでした。
明るい希望としては点は入らなかったがシュートの意識が高まった事かな。
後半だけで2桁のシュートを打ててたし、これまで前半にマルチ得点くらうと後半は特攻シフトになってボロボロになったけど、崩壊せずにサッカーの試合を続ける事が出来た。
それと監督交代後に存在感を増している本田拓也、この試合も攻守にわたっていいプレーを見せていた。
ゴトビ監督時代はサイドチェンジマシーンみたいになっていたが、これだけ出来る選手だという事を再確認できた。
試合内容トータルで見ると"完敗"の一言に尽きる内容。
ただ、突然の解任の後なのでいきなりどうこうというのはさすがに時間が無さ過ぎる。
チームは降格圏も見えてる待ったなしの状況だけど、チーム創設期からいた選手が来てくれたという事だけでもありがたいので、自分は信じて応援したいと思います。
清水エスパルス0−4FC東京
15分 [東]エドゥー
43分 [東]武藤 嘉紀
48分 [東]太田 宏介
58分 [東]武藤 嘉紀
【総評】
衝撃的な解任から1週間もない中での一戦。
正直、ある程度は覚悟していたが前途多難を感じずにはいられない結果となった。
大榎監督が就任してからさすがに時間が無さ過ぎるので柏戦と同じスタメン・戦術で臨んだはずだったが、DFラインはここまで酷くなるものなのか。
元々酷かった最終ラインにヤコヴィッチを右サイドに入れて無理やり安定させていたが、今まで溜まっていた悪いものが全部出てきてしまった感じだった。
エドゥーも武藤も良い選手だが、ここまで好き勝手やらせたのは今回が初めてなんじゃないかな。
特に武藤は常にこのパフォーマンスだったら余裕で代表入りだろう。
試合後に監督も語っていたが、ここを安定させるのがチーム再建の1歩になる事は間違いないというかやってくれ。。。
攻撃面については良くも悪くもこれまで通り。
柏戦ではノヴァコヴィッチが中で起点となれていたが、森重・高橋・米本といった代表クラスが中央を固める東京相手ではほとんど起点になれず。
なのでサイドから攻めようとするにも、対策されているので手詰まりに。
個の力で打開出来ないとほとんどチャンスは作れていませんでした。
明るい希望としては点は入らなかったがシュートの意識が高まった事かな。
後半だけで2桁のシュートを打ててたし、これまで前半にマルチ得点くらうと後半は特攻シフトになってボロボロになったけど、崩壊せずにサッカーの試合を続ける事が出来た。
それと監督交代後に存在感を増している本田拓也、この試合も攻守にわたっていいプレーを見せていた。
ゴトビ監督時代はサイドチェンジマシーンみたいになっていたが、これだけ出来る選手だという事を再確認できた。
試合内容トータルで見ると"完敗"の一言に尽きる内容。
ただ、突然の解任の後なのでいきなりどうこうというのはさすがに時間が無さ過ぎる。
チームは降格圏も見えてる待ったなしの状況だけど、チーム創設期からいた選手が来てくれたという事だけでもありがたいので、自分は信じて応援したいと思います。
ゴトビ監督の解任ついての個人的な所感 [エスパルス]
色々な意味で衝撃的だったゴトビ監督の解任。
ここで書いても特に何かある訳じゃないけど、モヤモヤした感じもあるし何となく自分の思いを書かさせて頂きます。
ゴトビ監督は2011年に就任したので、3年半に渡ってエスパルスの監督を務めてくれました。
これは外国人監督としては、アルディレス監督をも上回る歴代最長で、日本人監督含めても長谷川健太監督に次いで2番目に長い就任期間ですね。
Wiki:清水エスパルス歴代監督
ニュース記事・ブログ・TL・友人・etc などで見たり聞いたりしましたが、ゴトビ監督の評価は結構賛否に別れる感じがします。
批判的な意見に多いのは、とにかく結果が出てなかった事が多いです。
主力が大量離脱した1、2年目の采配は概ね評価されているけど、選手が揃ってきた3年目以降は戦術・采配についての批判が多いように思えました。
戦術部分について個人的に思うことは、ゴトビ監督は理想を追い続けすぎたんじゃないかと思います。
監督が提唱したサイドをワイドに使う戦略は、確かに一時期Jリーグを席巻していました。
DFラインの距離感を保って守ることを逆手に取って、セオリー通りに守るとサイドが空き、セオリーを無視するとDFラインの距離感が離れる、そんな光景を観ながらエスパルスの選手は面白いようにサイドで数的優位の状況を作り出せていました。
しかし、どんな良い戦略も時間が経てば対策されてしまうのが現代サッカー。
印象的だったのが2012年に浦和のペトロヴィッチ監督との舌戦。
敵将に感情的とまで言われてしまったが、本格的に対策されたのはあの試合が初めてだったと思います。
あの頃はチームとして本来のスタイルを捨てる必要がありましたが、あれから2年経った今では先のG大阪戦の様にチーム本来のスタイルを捨てなくても対策されてしまうようになってしまいました。
そこで別の戦略を用意せずに当初のスタイルをよりブラシュアップしようとした結果、戦術が高度化し、個の力もより高いレベルで要求される事となり、それで徐々に機能不全に陥ってしまったように思えます。
理想を追い求めた結果、その理想に首を絞められるような皮肉な結果に陥っていたかな、と。
同じく批判の多かった采配も、高度化した戦術に対応できる選手は多くないので、結果として能力のある選手はいても、使える選手が少なかった為に起きたんじゃないかと思ってます。
まぁ、交代タイミングは遅すぎるケースが多かったですがw
逆に好意的な意見に多かったのは、選手のメンタル管理やゴトビ監督自身の人柄を始めサッカー以外の活動についてが多かったと思います。
監督の名言はまとめられていたので、これを読むとゴトビ監督の人柄がわかると思います。
アフシン・ゴトビ監督の名言まとめ
ハーフタイムコメントに熱い激が多かったのも監督の人柄で、ヘタするとズルズルと降格しかねないどん底からも立ち直らせた選手のメンタル管理もゴトビ監督ならではと思います。
また震災、それからの福島原発の事故などにより母国へ帰国する外国人が多い中、日本に留まってくれた事も感謝したいです。
個人的な印象としてはゴトビ監督は、ビジョナリーなタイプの監督だったと思います。
カリスマ経営者に良く使われる言葉なのですが、サッカーの戦術だけでなくクラブにビジョンをもたらしてくれた監督だったと思います。
このタイプの監督は日本では言われて思いつく監督はいなくて、思いつくのはマンチェスターユナイテッドのファーガソンやバルセロナのクライフとか世界レベルの名監督が多いです。
日本人監督で強いて言うなら野球の野村監督が近いかもしれない。
そのような監督が日本の地方クラブに過ぎないエスパルスに監督として就任してくれたのはこのうえない幸運だっと今でも思っています。
震災後に行われたオランダでのチャリティマッチはゴトビ監督でなければ実現出来なかっただろうし、監督就任後にWEBプロモーションが強化され、スマホサイトのリニューアルや英語サイトが誕生したのも偶然じゃないと思います。
このように監督の功績については、サッカー以外でも多岐に渡っているので一概に判断できる事ではないと思いますが、監督がもたらしてくれたビジョンは10年後、20年後も生き続ける、というか生き続けて欲しい。
いつかエスパルスが名実ともに日本を代表するビッククラブになった時、そのターニングポイントとしてゴトビ監督の名が上がるんじゃないかな。
とりあえずゴトビ監督、3年半という長い期間お疲れ様でした。
新天地での活躍をお祈りしています。
ありがとうございました!
ここで書いても特に何かある訳じゃないけど、モヤモヤした感じもあるし何となく自分の思いを書かさせて頂きます。
ゴトビ監督は2011年に就任したので、3年半に渡ってエスパルスの監督を務めてくれました。
これは外国人監督としては、アルディレス監督をも上回る歴代最長で、日本人監督含めても長谷川健太監督に次いで2番目に長い就任期間ですね。
Wiki:清水エスパルス歴代監督
ニュース記事・ブログ・TL・友人・etc などで見たり聞いたりしましたが、ゴトビ監督の評価は結構賛否に別れる感じがします。
批判的な意見に多いのは、とにかく結果が出てなかった事が多いです。
主力が大量離脱した1、2年目の采配は概ね評価されているけど、選手が揃ってきた3年目以降は戦術・采配についての批判が多いように思えました。
戦術部分について個人的に思うことは、ゴトビ監督は理想を追い続けすぎたんじゃないかと思います。
監督が提唱したサイドをワイドに使う戦略は、確かに一時期Jリーグを席巻していました。
DFラインの距離感を保って守ることを逆手に取って、セオリー通りに守るとサイドが空き、セオリーを無視するとDFラインの距離感が離れる、そんな光景を観ながらエスパルスの選手は面白いようにサイドで数的優位の状況を作り出せていました。
しかし、どんな良い戦略も時間が経てば対策されてしまうのが現代サッカー。
印象的だったのが2012年に浦和のペトロヴィッチ監督との舌戦。
敵将に感情的とまで言われてしまったが、本格的に対策されたのはあの試合が初めてだったと思います。
あの頃はチームとして本来のスタイルを捨てる必要がありましたが、あれから2年経った今では先のG大阪戦の様にチーム本来のスタイルを捨てなくても対策されてしまうようになってしまいました。
そこで別の戦略を用意せずに当初のスタイルをよりブラシュアップしようとした結果、戦術が高度化し、個の力もより高いレベルで要求される事となり、それで徐々に機能不全に陥ってしまったように思えます。
理想を追い求めた結果、その理想に首を絞められるような皮肉な結果に陥っていたかな、と。
同じく批判の多かった采配も、高度化した戦術に対応できる選手は多くないので、結果として能力のある選手はいても、使える選手が少なかった為に起きたんじゃないかと思ってます。
まぁ、交代タイミングは遅すぎるケースが多かったですがw
逆に好意的な意見に多かったのは、選手のメンタル管理やゴトビ監督自身の人柄を始めサッカー以外の活動についてが多かったと思います。
監督の名言はまとめられていたので、これを読むとゴトビ監督の人柄がわかると思います。
アフシン・ゴトビ監督の名言まとめ
ハーフタイムコメントに熱い激が多かったのも監督の人柄で、ヘタするとズルズルと降格しかねないどん底からも立ち直らせた選手のメンタル管理もゴトビ監督ならではと思います。
また震災、それからの福島原発の事故などにより母国へ帰国する外国人が多い中、日本に留まってくれた事も感謝したいです。
個人的な印象としてはゴトビ監督は、ビジョナリーなタイプの監督だったと思います。
カリスマ経営者に良く使われる言葉なのですが、サッカーの戦術だけでなくクラブにビジョンをもたらしてくれた監督だったと思います。
このタイプの監督は日本では言われて思いつく監督はいなくて、思いつくのはマンチェスターユナイテッドのファーガソンやバルセロナのクライフとか世界レベルの名監督が多いです。
日本人監督で強いて言うなら野球の野村監督が近いかもしれない。
そのような監督が日本の地方クラブに過ぎないエスパルスに監督として就任してくれたのはこのうえない幸運だっと今でも思っています。
震災後に行われたオランダでのチャリティマッチはゴトビ監督でなければ実現出来なかっただろうし、監督就任後にWEBプロモーションが強化され、スマホサイトのリニューアルや英語サイトが誕生したのも偶然じゃないと思います。
このように監督の功績については、サッカー以外でも多岐に渡っているので一概に判断できる事ではないと思いますが、監督がもたらしてくれたビジョンは10年後、20年後も生き続ける、というか生き続けて欲しい。
いつかエスパルスが名実ともに日本を代表するビッククラブになった時、そのターニングポイントとしてゴトビ監督の名が上がるんじゃないかな。
とりあえずゴトビ監督、3年半という長い期間お疲れ様でした。
新天地での活躍をお祈りしています。
ありがとうございました!
【2014Jリーグ第17節】清水エスパルス☓柏レイソルの戦評 [エスパルス]
内容に不安も残るが長いトンネルを抜ける久しぶりの勝利でリーグ前半を終える。
清水エスパルス3−0柏レイソル
30分 [清] ノヴァコヴィッチ
49分 [清] OG
58分 [清] 平岡 康裕
【総評】
G大阪戦の敗戦は本当に衝撃的だった。
そこから中3日で、しかも調子を落としているとは言え相性的には最悪に近い柏レイソルが相手。
正直、結果についてはあきらめ気味で、内容が次に繋がるようなものであればいいとすら思っていたが・・・
まさかの3-0での快勝。
しかも、押し込まれている時間は長かったが、相手のシュートを3本に抑えるという危なげない試合運び。
とは言え、開始から前半途中くらいまではG大阪戦ほどでは無かったが、ミスが多く押し込まれている時間も長かったので、得点という特効薬がこれ以上ないほどわかりやすく効きましたね。
OGなどラッキーな所もあったけど、これまで見られなかったミドルレンジのシュートや中央への縦パスも見られ、まぁ何というか始めからやってくれとw
相変わらず後半途中から足が止まり、それから試合終了までほぼ一方的に押し込まれ続け、その間もベンチは沈黙という光景が気になったけど、現在のチーム状況を踏まえるとうまく行っている形を変えたくなかったという意味では納得。
ちょうどリーグの折り返しとなる試合だったので、この試合をターニングポイントとなるよう次節以降も続けて欲しいと思います。
【監督解任について】
ブログを書いている時点で公式には発表されてないけど、既にいくつかのニュースサイトで取り上げられているので確定ニュースなのかな。
清水ゴトビ監督解任、後任はユース大榎監督
確かに結果が出てなかったので致し方ない部分はあるけど、このタイミングで解任するかな・・と。
せめて中断前とか、ナビスコ杯予選敗退後とか、100歩譲ってG大阪戦後とか。
柏サポの友達が完勝された上で解任とか心中お察ししろ的なツイートしてましたが、エスパルスサポとしてもビックリでした。
監督の采配には不満ありありな自分ですが、シーズン中の解任はどっちかというとマイナスに働く事が多いので個人的には反対です。
とはいえ決まった事に対してとやかく言っても仕方ないので、せっかくの快勝に水を差さないようして欲しいと思います。
こうなると気になってしまうのがヨンアピン。
この試合でもベンチ入りしてなかったし、元々ヨーロッパのクラブからオファーがあったのにも関わらずエスパルスを選んだ理由がゴトビ監督がいたからなので、、、
せめて今季は残ってくれることを願いたいが・・・
ノヴァコヴィッチも外国人監督の下でやりたいとか言っていた気もするし。。。
いずれにせよゴトビ監督は、主力が大量に流出した年に監督に就任し、しかもその年に東日本大震災もあり、日本を離れる外国人がいる中でも残ってくれ、しかもオランダでチャリティマッチを行ったりと、目に見える成績以外にエスパルスというチームに大きな影響を与えてくれた監督だと思います。
そういった意味では、エスパルスでタイトルを獲得して欲しかった監督でもあっただけ残念な思いもありますが、エスパルスで培った経験を新天地で活かしてくれればと思います。
長い間お疲れ様でした。ありがとうございました!
清水エスパルス3−0柏レイソル
30分 [清] ノヴァコヴィッチ
49分 [清] OG
58分 [清] 平岡 康裕
【総評】
G大阪戦の敗戦は本当に衝撃的だった。
そこから中3日で、しかも調子を落としているとは言え相性的には最悪に近い柏レイソルが相手。
正直、結果についてはあきらめ気味で、内容が次に繋がるようなものであればいいとすら思っていたが・・・
まさかの3-0での快勝。
しかも、押し込まれている時間は長かったが、相手のシュートを3本に抑えるという危なげない試合運び。
とは言え、開始から前半途中くらいまではG大阪戦ほどでは無かったが、ミスが多く押し込まれている時間も長かったので、得点という特効薬がこれ以上ないほどわかりやすく効きましたね。
OGなどラッキーな所もあったけど、これまで見られなかったミドルレンジのシュートや中央への縦パスも見られ、まぁ何というか始めからやってくれとw
相変わらず後半途中から足が止まり、それから試合終了までほぼ一方的に押し込まれ続け、その間もベンチは沈黙という光景が気になったけど、現在のチーム状況を踏まえるとうまく行っている形を変えたくなかったという意味では納得。
ちょうどリーグの折り返しとなる試合だったので、この試合をターニングポイントとなるよう次節以降も続けて欲しいと思います。
【監督解任について】
ブログを書いている時点で公式には発表されてないけど、既にいくつかのニュースサイトで取り上げられているので確定ニュースなのかな。
清水ゴトビ監督解任、後任はユース大榎監督
確かに結果が出てなかったので致し方ない部分はあるけど、このタイミングで解任するかな・・と。
せめて中断前とか、ナビスコ杯予選敗退後とか、100歩譲ってG大阪戦後とか。
柏サポの友達が完勝された上で解任とか心中お察ししろ的なツイートしてましたが、エスパルスサポとしてもビックリでした。
監督の采配には不満ありありな自分ですが、シーズン中の解任はどっちかというとマイナスに働く事が多いので個人的には反対です。
とはいえ決まった事に対してとやかく言っても仕方ないので、せっかくの快勝に水を差さないようして欲しいと思います。
こうなると気になってしまうのがヨンアピン。
この試合でもベンチ入りしてなかったし、元々ヨーロッパのクラブからオファーがあったのにも関わらずエスパルスを選んだ理由がゴトビ監督がいたからなので、、、
せめて今季は残ってくれることを願いたいが・・・
ノヴァコヴィッチも外国人監督の下でやりたいとか言っていた気もするし。。。
いずれにせよゴトビ監督は、主力が大量に流出した年に監督に就任し、しかもその年に東日本大震災もあり、日本を離れる外国人がいる中でも残ってくれ、しかもオランダでチャリティマッチを行ったりと、目に見える成績以外にエスパルスというチームに大きな影響を与えてくれた監督だと思います。
そういった意味では、エスパルスでタイトルを獲得して欲しかった監督でもあっただけ残念な思いもありますが、エスパルスで培った経験を新天地で活かしてくれればと思います。
長い間お疲れ様でした。ありがとうございました!
【2014Jリーグ第16節】清水エスパルス☓ガンバ大阪の戦評 [エスパルス]
守備練習だけで90分間が終わった、4失点すらも少なく感じる現体制ワーストの試合。
清水エスパルス0−4ガンバ大阪
6分 [G]阿部 浩之
9分 [G]大森 晃太郎
56分 [G]パトリック
88分 [G]リンス
【総評】
本当にプロ同士の一戦だったのか?
天皇杯などを観た限りではアマチュアや大学生のチームの方がもっと善戦するんじゃないか?
実はエスパルスの選手は全員インフルエンザか食中毒に掛かっていたのではないか?
良い悪いの次元を超えてサッカーの試合として成立していたのかをも怪しいと思えるほど、一方的で比喩ではなく本当に何も出来なかった試合。
特に前半はシュート数0対12という数が示す以上に一方的だった。
というか、エスパルスには決定機どころかチャンスすら無かった。
開始6分から前半終るまで、ブラジル☓ドイツの魔の6分間がずっと続いているように思えた。
GKの好セーブと、ドイツほどの決定力がガンバに無かったおかげで2点で済んだ感じ。
後半に入っても流れは変わらず。
無理矢理なシュートも含めても4本打てただけ前半よりマシだったが、エスパルスが良くなったというよりガンバが連戦を意識してペースを落としてくれたおかげだと思う。
ブラジルにはオスカルがいたので最後に意地を見せてくれたが、オスカルのいないエスパルスには意地すら見せる事なくそのままタイムアップ。
前節の試合を観て、今年の夏も我慢を強いられる事をある程度覚悟はしていたが、予想を遥かに上回る酷さに最後は笑いしか出てこなかった。
【次戦に向けて】
まずはGKを櫛引に戻そう。
個で見ると相澤は悪かったどころか、むしろこの試合では最も良かったと思うが、ここまで守備崩壊してしまうのはコーチングであったり、連携部分など個以外の面でのデメリットが出ていると思う。
ヨンアピンはどこにいったのか。
キャンプでは合流が遅れてたし、前節もベンチだったのでコンディション面で問題を抱えているのかもしれないが、今のエスパルス守備陣は彼がいないとダメだ。
コンディション面での問題であれば無理はさせたくないが、せめてベンチには入れて欲しい。
ヤコヴィッチは真ん中で、吉田くんは右サイドで使おう。
守備の安定のためにヤコヴィッチを右サイドに置いたが、今日のように崩壊するのであれば右サイドに置く必要は無いんじゃないかな?
ぼちぼちJリーグにも慣れただろうし、スピードもあるので本職であるCBで使ったらどうか。
代わりに右サイドに吉田くんを。
左SBはイ・キジェやヨンアピンがいるし、左足でのクロス精度を考えたら右で使った方がいいと思う。
もっと裏へ飛び出そう、そしてそこにパスを出そう。
この試合で散々パトリックにやられた事をエスパルスもやっていこう。
前半の前半はそれなりにうまく対応出来ていたが、裏への飛び出しを警戒しすぎてラインがどんどん下がり、それによって楔のパスを受けられまくった。
最後に勇気を持って次に繋がる試合をしよう。
ほぼ全員に当てはまっていたけど、簡単なプレスに怯えすぎ。
相手を引きつけてのパスは基本だと思うが、引きつききれずにバックパスするシーンが多すぎる。
そもそも自分より悪い状況下にいる選手にパスしてどうすんだと。
理想を言えば切り替えて勝利して欲しいが、これだけの大敗だと切り替えるのも大変だと思う。
ただ、まだリーグ戦は半分以上あるので、次戦は勝敗に関わらず次に繋がる希望が見えるような試合をして欲しいと思います。
清水エスパルス0−4ガンバ大阪
6分 [G]阿部 浩之
9分 [G]大森 晃太郎
56分 [G]パトリック
88分 [G]リンス
【総評】
本当にプロ同士の一戦だったのか?
天皇杯などを観た限りではアマチュアや大学生のチームの方がもっと善戦するんじゃないか?
実はエスパルスの選手は全員インフルエンザか食中毒に掛かっていたのではないか?
良い悪いの次元を超えてサッカーの試合として成立していたのかをも怪しいと思えるほど、一方的で比喩ではなく本当に何も出来なかった試合。
特に前半はシュート数0対12という数が示す以上に一方的だった。
というか、エスパルスには決定機どころかチャンスすら無かった。
開始6分から前半終るまで、ブラジル☓ドイツの魔の6分間がずっと続いているように思えた。
GKの好セーブと、ドイツほどの決定力がガンバに無かったおかげで2点で済んだ感じ。
後半に入っても流れは変わらず。
無理矢理なシュートも含めても4本打てただけ前半よりマシだったが、エスパルスが良くなったというよりガンバが連戦を意識してペースを落としてくれたおかげだと思う。
ブラジルにはオスカルがいたので最後に意地を見せてくれたが、オスカルのいないエスパルスには意地すら見せる事なくそのままタイムアップ。
前節の試合を観て、今年の夏も我慢を強いられる事をある程度覚悟はしていたが、予想を遥かに上回る酷さに最後は笑いしか出てこなかった。
【次戦に向けて】
まずはGKを櫛引に戻そう。
個で見ると相澤は悪かったどころか、むしろこの試合では最も良かったと思うが、ここまで守備崩壊してしまうのはコーチングであったり、連携部分など個以外の面でのデメリットが出ていると思う。
ヨンアピンはどこにいったのか。
キャンプでは合流が遅れてたし、前節もベンチだったのでコンディション面で問題を抱えているのかもしれないが、今のエスパルス守備陣は彼がいないとダメだ。
コンディション面での問題であれば無理はさせたくないが、せめてベンチには入れて欲しい。
ヤコヴィッチは真ん中で、吉田くんは右サイドで使おう。
守備の安定のためにヤコヴィッチを右サイドに置いたが、今日のように崩壊するのであれば右サイドに置く必要は無いんじゃないかな?
ぼちぼちJリーグにも慣れただろうし、スピードもあるので本職であるCBで使ったらどうか。
代わりに右サイドに吉田くんを。
左SBはイ・キジェやヨンアピンがいるし、左足でのクロス精度を考えたら右で使った方がいいと思う。
もっと裏へ飛び出そう、そしてそこにパスを出そう。
この試合で散々パトリックにやられた事をエスパルスもやっていこう。
前半の前半はそれなりにうまく対応出来ていたが、裏への飛び出しを警戒しすぎてラインがどんどん下がり、それによって楔のパスを受けられまくった。
最後に勇気を持って次に繋がる試合をしよう。
ほぼ全員に当てはまっていたけど、簡単なプレスに怯えすぎ。
相手を引きつけてのパスは基本だと思うが、引きつききれずにバックパスするシーンが多すぎる。
そもそも自分より悪い状況下にいる選手にパスしてどうすんだと。
理想を言えば切り替えて勝利して欲しいが、これだけの大敗だと切り替えるのも大変だと思う。
ただ、まだリーグ戦は半分以上あるので、次戦は勝敗に関わらず次に繋がる希望が見えるような試合をして欲しいと思います。
【2014Jリーグ第15節】清水エスパルス☓川崎フロンターレの戦評 [エスパルス]
中断明けても後半失速病は改善されず、今年も我慢の夏を強いられそうな一戦だった。
清水エスパルス0−2川崎フロンターレ
54分 [川]小林 悠
62分 [川]大久保 嘉人
【総評】
何もしないプロモーションされてた時代が懐かしい。
あれから5年、今やこちらの方が何もしないプロモーションを打って欲しい気分だ。
前半はエスパルスの流れで、特にトップの元紀とトップ下に入ったノヴァコヴィッチによくボールが収まり、そこから何度もチャンスを作り、決定機といえるシーンも何度かあった・・が、決めきらない。
そして後半に入ると流れは一変。
とにかくボールを回される。ボールを持たせているのではなくボールを回される。
サイドで解説の人が何回パスを回したのかと口にするほどボールを回され、そこからサイドの裏を付かれて中で小林悠に合わされて失点。
これで意気消沈したか、ブラジル☓ドイツの魔の6分間を彷彿させるような一方的な時間が続き、ポストに跳ね返ったボールを大久保に押し込まれ追加点を挙げられる。
その後も流れは変わらず、ようやく攻められるようになったのは相手が終盤に稲本を投入し守りに入ってから。
それでもカウンターやセットプレーからチャンスを作るがこれも決めれずそのままタイムアップ。
前半は互角以上の戦い方をするもチャンスで決めきれず、後半失速して好き勝手やられる。
中断前に何度も観た光景だったが、中断明けも変わらぬ光景がそこにはあった。
前後半トータルで見れば完敗というほど差はあったとは思わなかったが、中断前の課題の多くが改善されていない事がわかり、今年の夏も我慢が要求される事を予感させられる、そんな試合だった。
【采配について】
ハーフタイムの監督コメントが↓
結果論だけど、全てが裏目に出てしまった気がする。
> ・守備のとき、リスクを冒さず、適度な距離をとって寄せていこう。
ボールの出し手が余裕を持ってボールを捌けるようになり、一方的にボールを回されてしまう。
> ・攻撃のとき、早くサイドに散らして、サイドをうまく使っていこう。
攻撃が偏り守りやすくなったのか、結果的に攻撃が停滞する。
・後半立ち上がり15分をシャープに。
シャープが何を表しているかは不明だが、後半9分、17分に失点する羽目に。
今まで後半失速するのはスタミナ切れが原因だと思っていたが、このコメントを見ると監督の采配の問題だったんじゃないかと考えてしまう。
本田拓也を下げたのも意味不明。
確かにミスは多かったが、中盤で何度もボール奪取出来ていたし、縦へのボールも何度も入れていた。
さらに、ボールを落ち着かせたり、一気にサイドチェンジするようなボールを蹴っていたのは彼しかいなかった。
結果論なのはわかっているが、監督の采配が当たった時の方が少ないので本当に采配は何とかして欲しいというか、上手く行っているモノはいじらないで欲しい。
【そんな中でも良かったこと】
元紀・ノヴァコヴィッチ・本田拓也の縦のラインには可能性を感じた。
中断前はほとんど見られなかった中から崩そうとするパターンが何度か見られ、それで守備陣を中央に引きつける事が出来たためか、サイドをより有効に使えるようになっていたと思う。
まぁ、監督は気に入らなかったみたいだけど。
あと元紀が何度か裏に抜けだそうとチャレンジしている場面も何度かあった。
残念ながらそこに良いパスは出てこなかったが、相手のラインを下げる効果はあったと思う。
W杯見てて思ったが、隙あれば一本のパスで裏を狙うという行為はどこの国でもやっている事なので、今までエスパルスがそれをやらなかったのが不思議で仕方ない(やられた事は何度もあるが)。
選手個々で見ると、吉田くんが非常に良かった。
失点には絡んでしまったり、クロスの精度を欠いたりした部分もあったが、攻守に渡って豊富な運動量で駆けまわり、何度もチャンスを演出していた。
中断明けの初戦、しかも下位グループで最上位というポジションにいたので是が非でも勝ちたかった1戦なので、非常に痛い1敗だが、まだ15節と実はまだ半分まで来ていない。
これまでのJリーグの混戦っぷりを見るとまだまだ上位に行けるチャンスはあると思うので、望みを捨てず頑張って欲しいです。
清水エスパルス0−2川崎フロンターレ
54分 [川]小林 悠
62分 [川]大久保 嘉人
【総評】
何もしないプロモーションされてた時代が懐かしい。
あれから5年、今やこちらの方が何もしないプロモーションを打って欲しい気分だ。
前半はエスパルスの流れで、特にトップの元紀とトップ下に入ったノヴァコヴィッチによくボールが収まり、そこから何度もチャンスを作り、決定機といえるシーンも何度かあった・・が、決めきらない。
そして後半に入ると流れは一変。
とにかくボールを回される。ボールを持たせているのではなくボールを回される。
サイドで解説の人が何回パスを回したのかと口にするほどボールを回され、そこからサイドの裏を付かれて中で小林悠に合わされて失点。
これで意気消沈したか、ブラジル☓ドイツの魔の6分間を彷彿させるような一方的な時間が続き、ポストに跳ね返ったボールを大久保に押し込まれ追加点を挙げられる。
その後も流れは変わらず、ようやく攻められるようになったのは相手が終盤に稲本を投入し守りに入ってから。
それでもカウンターやセットプレーからチャンスを作るがこれも決めれずそのままタイムアップ。
前半は互角以上の戦い方をするもチャンスで決めきれず、後半失速して好き勝手やられる。
中断前に何度も観た光景だったが、中断明けも変わらぬ光景がそこにはあった。
前後半トータルで見れば完敗というほど差はあったとは思わなかったが、中断前の課題の多くが改善されていない事がわかり、今年の夏も我慢が要求される事を予感させられる、そんな試合だった。
【采配について】
ハーフタイムの監督コメントが↓
・守備のとき、リスクを冒さず、適度な距離をとって寄せていこう。
・攻撃のとき、早くサイドに散らして、サイドをうまく使っていこう。
・後半立ち上がり15分をシャープに。
結果論だけど、全てが裏目に出てしまった気がする。
> ・守備のとき、リスクを冒さず、適度な距離をとって寄せていこう。
ボールの出し手が余裕を持ってボールを捌けるようになり、一方的にボールを回されてしまう。
> ・攻撃のとき、早くサイドに散らして、サイドをうまく使っていこう。
攻撃が偏り守りやすくなったのか、結果的に攻撃が停滞する。
・後半立ち上がり15分をシャープに。
シャープが何を表しているかは不明だが、後半9分、17分に失点する羽目に。
今まで後半失速するのはスタミナ切れが原因だと思っていたが、このコメントを見ると監督の采配の問題だったんじゃないかと考えてしまう。
本田拓也を下げたのも意味不明。
確かにミスは多かったが、中盤で何度もボール奪取出来ていたし、縦へのボールも何度も入れていた。
さらに、ボールを落ち着かせたり、一気にサイドチェンジするようなボールを蹴っていたのは彼しかいなかった。
結果論なのはわかっているが、監督の采配が当たった時の方が少ないので本当に采配は何とかして欲しいというか、上手く行っているモノはいじらないで欲しい。
【そんな中でも良かったこと】
元紀・ノヴァコヴィッチ・本田拓也の縦のラインには可能性を感じた。
中断前はほとんど見られなかった中から崩そうとするパターンが何度か見られ、それで守備陣を中央に引きつける事が出来たためか、サイドをより有効に使えるようになっていたと思う。
まぁ、監督は気に入らなかったみたいだけど。
あと元紀が何度か裏に抜けだそうとチャレンジしている場面も何度かあった。
残念ながらそこに良いパスは出てこなかったが、相手のラインを下げる効果はあったと思う。
W杯見てて思ったが、隙あれば一本のパスで裏を狙うという行為はどこの国でもやっている事なので、今までエスパルスがそれをやらなかったのが不思議で仕方ない(やられた事は何度もあるが)。
選手個々で見ると、吉田くんが非常に良かった。
失点には絡んでしまったり、クロスの精度を欠いたりした部分もあったが、攻守に渡って豊富な運動量で駆けまわり、何度もチャンスを演出していた。
中断明けの初戦、しかも下位グループで最上位というポジションにいたので是が非でも勝ちたかった1戦なので、非常に痛い1敗だが、まだ15節と実はまだ半分まで来ていない。
これまでのJリーグの混戦っぷりを見るとまだまだ上位に行けるチャンスはあると思うので、望みを捨てず頑張って欲しいです。